息子の名前を付けた倉持由香さんのキャラが思わぬ大活躍!?「ドラゴンクエストモンスターズ3 #発売7日後パーティー」レポート

スクウェア・エニックスは、Nintendo Switch用ソフト「ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅」(以下、「DQM3」)の生配信番組「ドラゴンクエストモンスターズ3 #発売7日後パーティー」を、12月8日に実施した。

今回の番組は、12月1日に発売された「DQM3」を記念して行われたもので、ゲスト陣がこの1週間で育ててきたパーティーを披露し、対戦を行うという企画となっていた。

当日は、MCの粗品さん(霜降り明星)に加えて、プロデューサーの横田賢人氏、そしてゲストに倉持由香さんとそらるさん、なつめさんちのげんさんとさやさん、よしなまさんが出演。当初は堀井雄二氏も出演予定だったが、数日前から風邪をひいたということで、残念ながら今回は欠席となった。こちらの記事では、番組のレポートをお届けする。

今回の番組でMCを務めた、霜降り明星の粗品さん。
写真左から、そらるさん、倉持由香さん、横田賢人氏。
写真左から、なつめさんちのげんさんとさやさん、よしなまさん。

■最初はテリーとミレーユを主人公にするという案も堀井氏から出ていた?

この「DQM3」は、25周年という節目を迎えた「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズの最新作だ。ちなみに横田氏は「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」を担当していた時期があったが、発売前はドキドキしていたという。しかし、今作ではプロモーションがギリギリまで忙しかったということもあり、発売前は実感がなかったそうだ。

MCの粗品さんも、この1週間本作を遊んできており、現在はなんとか初級をクリアしたところだという。ここまで粗品さんが育ててきたモンスターたちも披露。自身がテレビCMにも出演していることから、そこに登場するモンスターたちでパーティーを組んでいることを明かした。

この「DQM3」では、これまでの「ドラクエ」シリーズに登場してきたキャラクターのアナザーストーリーで冒険が始まるところが特徴のひとつとなっているが、主人公にピサロを選んだことに関しては、すぐに決まったと横田氏は当時を振り返る。

新作を作るときに堀井雄二氏と打ち合わせをしていたのだが、堀井氏からは最初「ドラクエ6」に登場したテリーとミレーユという案が出てきた。しかし、堀井氏が少し考えたあと、新鮮さがないということからピサロが最終的に選ばれている。

ボス側のストーリーを描くことは、「ドラクエ」シリーズではあまりなかったため、堀井氏もピサロの案が出たときに「あっ、いいんじゃない」と納得したそうだ。

今作では、ピサロを旅する世界にも特徴がある。これまでの「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズとも、「ドラクエ」シリーズとも異なっているようなフィールドが多く登場するのだ。

「ドラクエ」といえば草原のイメージもあるが、今作でも草原から始まるものの、見たことがないような暗めの魔界やお菓子でできているような世界が登場する。そうした尖ったコンセプトで、新しいスタイルのフィールドデザインに仕上げられているのだ。

また、「ドラクエ」では昼と夜という要素があるものが多いが、今回は春夏秋冬という季節と天気の要素が魔界ごとに盛り込まれている。

■「ドラゴンクエストウォーク」とのコラボや「ドラゴンクエスト スマホフェス 新春感謝祭」が開催!

ここで、コラボ情報第1弾が発表された。位置情報RPG「ドラゴンクエストウォーク」とのコラボ「DQモンスターズ25周年コラボイベント」が現在開催中だ。

「DQM3」を舞台にしたストーリーも12月7日に公開。それに加えて、「DQモンスターズ3発売記念ふくびき」も登場。新装備「魔力の宝剣」では、「DQM3」をモチーフにした魔族と連携したスキル「魔族連携・邪風つうこん撃」などが使用できる。

さらに、「ドラクエ」のスマホタイトルが東京ビッグサイトに集結したイベント「ドラゴンクエスト スマホフェス 新春感謝祭」が、2024年1月14日に開催されることが決定。サービス完結を迎える「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」最後の公式大会「グランドマスター決定戦」の決勝戦や、タイトルごとのアトラクションや展示コーナー、ステージイベントなどが行われる予定だ。

すでにチケットの販売は締め切っているが、キャンセルが多数出た場合は二次販売が行われることもある。詳細については、公式サイトや公式X(旧Twitter)をチェックしよう。

■ゲストが育ててきたパーティーを披露!

ここで今回の番組のメイン企画である、ゲームバトルのコーナーが行われた。こちらは、ゲスト陣が発売から7日間の期間で育ててきたオリジナルのパーティーを使い、ゲスト同士で勝ち抜きのトーナメント方式で対戦を行うというもの。倉持由香さん、なつめさんち、よしなまさん、そらるさんの4組で予選を実施し、勝ち残った2組で決勝戦を行いナンバーワンが決められた。

まずは、ゲストが育ててきたそれぞれのパーティーを披露。倉持さんは相当やり込んでおり、なんと全部のキャラクターがLV100のカンスト状態に。それぞれのキャラクターに、夫の「ふーど」と息子の「みなと」、そしてプロゲーマーがらみで「ときど」と「ウメハラ」という名前を付けていた。

本物のときど選手が筋トレをしており、ムキムキで東大卒であることから賢さが高いと考え、ゴールデンスライムをチョイス。そこから、「ときどさんがムキムキで堪えてくれるであろう」パーティーとしてこのメンツを選んでいるそうだ。

よしなまさんが披露したのは、スライムが多めの見た目がかわいらしいパーティーだった。しかし、倉持さんのパーティーのオールLV100を見た後では、少し低かったところから、そらるさんからは「レベル低くない?」という突っ込みも入れられていた。

また、粗品さんからも「レベルが低いのは、スタッフさんも残念がっていました」と追い打ちをかけ、ここからすっかりいじられキャラというポジションを獲得してしまうことに。

そらるさんが披露したパーティーも、倉持さんと同じオールLV100というカンスト状態であった。元々は初代のゴールデンスライム、しんりゅう、ローズバトラーのパーティーを作ろうとしていたものの、しんりゅうを作るのが大変だったことからこちらのメンツに決まったそうだ。その結果、倉持さんのパーティーとも似たような編成になっている。

なつめさんちのふたりが選んだのは、可愛さ重視のパーティーだった。とくにさやさんのほうが、小さい子が強いという癖があり、こうしたメンツになったそうだ。ということで、ひと通りパーティーの紹介が終わった後、事前に行われたくじ引きの結果、対戦する順番が発表された。

その結果、第1試合はなつめさんちvsよしなまさん。第2試合は倉持さんvsそらるさんという組み合わせに。対戦ルールは10ラウンド制で、命令あり。いれかえなし。入力時間は30秒。戦闘速度は通常で行われた。

■渋谷PARCOにPOP UP STOREが期間限定オープン

対戦が始まる前に、コラボ情報の第2弾が発表。渋谷PARCOに、「ドラクエ」のPOP UP STOREがオープン。定番のぬいぐるみから、メタルフィギュアなど様々なグッズが販売されているほか、アートブックや関連書籍、お土産向きのお菓子なども用意されている。

また、同会場でスライム型ポップコーンケースに入ったポップコーンの販売も毎日数量限定で行われている。こちらは12月26日までの期間限定となっているので、早めに遊びに行ってみよう!

■ブラウニーのおたけびがささりまくる!

コラボ情報を挟んで行われたのが、ゲストによるゲームバトルの予選だ。最初に行われたのが、なつめさんちとよしなまさんとの戦いである。お互いLV100までは届いていないものの、レベル的にはややなつめさんちのほうが有利だと思われたが……やはり結果もそのままとなり、なつめさんちが勝利を収めていた。

続いて行われたのが、そらるさんと倉持さんのバトルだ。レベルも同じでほぼミラーマッチという感じであったが、唯一異なる点が倉持さんはブラウニーを、そらるさんが「竜王」をパーティーに入れているところであった。

自分の息子の名前である「みなと」をブラウニーに付けた倉持さんだったが……これが想像以上の大活躍をすることに。

序盤はそらるさんパーティーのほう行動が早く、かなり有利な展開と思われた。しかし、形勢が逆転していったのが倉持さんの「みなと(ブラウニー)」が「おたけび」を繰り出したところからであった。これが見事にささり、そらるさんのパーティーが「竜王」を除く残り2体が「休み」状態になってしまう。

その後も、みなとの「おたけび」が刺さりまくり、最終的に倉持さんが勝利を掴んでいた。

■東京・日本橋で「ドラゴンクエストモンスターズ3×日本橋モンスターカーニバル」が開催中

決勝戦の前に、コラボ情報第3弾の紹介が行われた。2024年1月8日まで、「ドラゴンクエストモンスターズ3×日本橋モンスターカーニバル」が開催中だ。こちらでは、「ドラクエ」シリーズのモンスターたちが至る所に登場。東京・日本橋を舞台に、誰でも楽しめるイベントとなっている。

オリジナルノベルティがもらえるスタンプラリーや、期間限定の日本橋ドラゴンクエストショップもオープン。それらに加えてフォトスポットも用意されているなど、盛りだくさんの内容となっている。

ユーザーからのパーティー紹介に続き、コラボ情報第4弾の紹介も行われた。東京・秋葉原の「SQUARE ENIX CAFE」とのコラボが現在開催中だ。期間中、店内が「DQM3」一色となって、ゲームの世界観をイメージしたコラボメニューやグッズの販売が行われる。さらに、特定のメニューを注文すると、オリジナルノベルティもプレゼントされる。

同じく東京・秋葉原にある「ルイーダの酒場」でもイベントが開催中だ。こちらは、期間中「SQUARE ENIX CAFE」とは異なる「DQM3」のコラボメニューが用意されているほか、「SQUARE ENIX CAFE」との連動企画も行われる。

■エキシビションマッチでそらるさんが雪辱をはたす!?

ゲストによるゲームバトルの決勝戦に進出したのが、なつめさんちと倉持さんだ。なつめさんちは、これまでの戦いを見て、1キャラ秘蔵っ子の「キラーマシーン2」に変更して挑んだのだが、いかんせんレベル差は埋めきることができず、圧倒的に倉持さんのパーティーの強さが目立つ試合となった。

あっという間に勝負が付いてしまったということもあり、余った時間でエキシビジョンマッチとして、先ほどいい勝負をしたそらるさんと倉持さんが再戦することに。すでに相手の「おたけび」が強力なことが分かっているそらるさんだったが、それを踏まえての戦いとなった。

お互いに手持ちのモンスターが倒し倒されといった状況を続けつつも、蘇生が行われるなど今回のいい勝負となった。しかし、終盤に倉持さんの「ブラウニー」以外のモンスターが倒されてしまい、最大のピンチを迎える。「まだ2歳半なんです~!」と、自分の息子の名前を付けた「ブラウニー」に思いっきり感情移入していた倉持さんだったが、ここでもその力を発揮したのが、「おたけび」だった。

そらるさんパーティー4体からの攻撃を耐え忍んだ後、なんと「おたけび」で全部のモンスターを「休み」状態にすることに成功。その間に、そらるさんの「ゴールデンスライム」以外のモンスターを倒すことに成功し、なんと残り1体同士の戦いに持ち込んでいったのだ。

いいところまではいったものの、属性で攻撃が吸われてしまうことから、「ブラウニー」の攻撃が「ゴールデンスライム」には通じないという状況に。また、そらるさんの「ゴールデンスライム」のほうも打点がないということから、このまま10ラウンドまで続いて引き分けになってしまうかと思いきや、最後は「ゴールデンスライム」の攻撃が決まりそらるさんがリベンジを果たした。

最後に横田氏は、「今日はこんなに盛り上がる対戦になると思っていなかったというのは変ですけど、いろいろな見どころがそれぞれの試合にあったのは良かったなと思いました。今日は対戦という企画で放送しましたが、DQM3はひとりでモンスターを収集して遊ぶ人も多くいるので、自分のスタイルでこだわりを持って進めることができるゲームです。皆さんも自分のペースでプレイして頂ければと思います」と語り、番組を締めくくった。

年末年始に遊ぶにはちょうどいいタイトルなので、まだ本作を遊んだことがないという人はこの機会に挑戦してみてはいかがだろうか?

「ドラゴンクエストモンスターズ3 #発売7日後パーティー」アーカイブ
https://www.youtube.com/watch?v=ykH47kiQ46U

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