パリス・ヒルトン、代理出産の理由激白 10代での性的虐待がトラウマ「注射を打たれたりすると息できなくなる」

セレブ女優のパリス・ヒルトンが、2人の子供の出産が代理出産であった理由を明かした。ベンチャー投資家の夫カーター・リウムとの間に、今年1月に息子フェニックス君、11月に娘のロンドンちゃんを迎えていたパリス、自分で赤ちゃんを身ごもらないと決めた理由のひとつは、10代の頃に受けた性的虐待のトラウマだという。

ユタ州にあるメンタルヘルスの問題を抱える若者のための寄宿学校、プロボ・キャニオン・スクール時代の嫌な思い出がよぎることを心配したそうで、パリスはロンパー誌にこう語っている。 「診察室で注射を打たれたりすると、文字通りパニックの発作が起きて息ができなくなるの。そんな不安の強い人の中で育つのは、私にとっても赤ちゃんにとっても健康的ではないと思った」

またパリスは、自身の多忙なスケジュールも代理出産を決断した一因だとし、こう続ける。 「私のスケジュールは、自分の手には負えないの。私の人生には文字通り何もする時間がないから、出産をするのに適したタイミングなんて一生来なかったと思う」

プロボ・キャニオン・スクールに通っていた10代の学生時代に受けた「言葉による、肉体的、感情的、心理的な」虐待という試練について話したことで、ようやく恐ろしい悪夢を見なくなったと明かしていたパリス、デイリー・テレグラフ紙にこう寄稿していた。「3年前に自分の体験談を公にするまで、眠りにつくのが怖かった。自分の夢を撮影して、みんなに見せることが出来ればよかった。それは恐ろしいもので、私は毎晩それらを追体験する必要がないように治癒への道を歩んでいることに感謝している」「私は自分が経験していることを報告することができず、20年以上もの間、感情を溜め込んでいた。でも今は、その痛みを目的に変えた」「フェニックスとロンドンがティーンエイジャーになる頃には、世界中で『治療』という名のもとに虐待される子供がいなくなり、家族を支援し奉仕する地域密着型の選択肢が増えることが私の目標」

パリスは2020年にYouTubeで公開したドキュメンタリー『ディス・イズ・パリス』で、虐待の過去について、初めて告白をしている。

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