次回COPはアゼル開催 紛争相手国が容認

 【ドバイ共同】国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)で11日、来年のCOP29の開催地が旧ソ連アゼルバイジャンの首都バクーに決まった。AP通信によると、同国と紛争を抱えるアルメニアが当初は反対したが、和平の流れが進み容認に転じた。

 COPは地域ごとに持ち回りで開催。来年は旧ソ連を含む「東欧」グループの番だったが、調整が難航していた。

 アゼルは領内でアルメニア系住民が多数を占めていた係争地ナゴルノカラバフを巡り、アルメニアと対立。9月にアゼルがナゴルノカラバフを攻撃し支配下に置いた。両国は今月7日、関係正常化を目指す意思を再確認するとの共同声明を発表した。

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