氷見第九合唱団のクリスマスコンサート「氷見から世界へ響け歓喜の歌」(富山新聞社後援)は10日、氷見市芸術文化館で開かれた。フィナーレのベートーベンの交響曲第9番「歓喜の歌」では、団員ら約150人の荘厳な合唱に合わせ、優美な創作舞踊が繰り広げられ、圧巻のステージで観客を魅了した。
第九合唱は芸術文化館の整備に向け「氷見を歓喜の歌が響くまちにしよう」と2019年にスタート。コンサートは今回が5回目で、来年7月に出演を控える、第九初演の地オーストリア・ウィーンでのコンサートのプレ公演と位置付けた。
2部構成でフィナーレの歓喜の歌には、氷見第九メンバーのほか、石川県合唱協会合唱団、黒部で第九を歌う会、新湊さわぶ塾のメンバーも出演。高岡市を拠点に活動する舞踊団「可西舞踊研究所」の約50人がステージを縦横に駆け巡って華やかな踊りを披露し、迫力のコーラスに花を添えた。
第1部は「ハレルヤコーラス」で幕開けし、「春の小川」「村祭」などの唱歌メドレー、五箇山民謡「こきりこ」の唄を続けた。