スイス南部で銃撃2人死亡 男を拘束、顔見知りか

 【ジュネーブ共同】スイス南部シオンで11日、男(36)が発砲し、女性(34)と男性(41)の2人が死亡、別の女性(49)が負傷した。男は車で逃走したが、警察が現場から数キロ離れた場所で拘束した。男と被害者らは顔見知りとみられる。地元メディアが伝えた。

 男は女性を射殺した後、以前勤めていた塗装会社に侵入。秘書の女性と経営者の男性に向け発砲した。男は交流サイト(SNS)で警告のような発言を投稿しており、警察は殺人事件として捜査している。

 シオンはフランス、イタリアと国境を接するバレー州の州都。スイスの銃所持率は世界でも極めて高いとされる。

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