長谷川さん大谷三冠王期待 環境変化のリスク小さく

長谷川滋利さん(ゲッティ=共同)

 【ロサンゼルス共同】米大リーグ、ドジャースに10年総額7億ドル(約1015億円)の大型契約で移籍を決めた大谷翔平について、エンゼルスなどでプレーした長谷川滋利さんが11日までに取材に応じ「最も環境変化のリスクが小さい。2季連続の本塁打タイトル、初の三冠王への期待が高まる」と、新天地でのさらなる活躍を見通した。

 肘の手術を受けた大谷は来季は打者に専念する。長谷川さんによるとドジャースタジアムはエンゼルスタジアムに比べて打球が飛びにくいというが、今年メジャーで2位の906得点を挙げたドジャース打線は強力で「そこにア・リーグ本塁打王(の大谷)が加わる相乗効果は計り知れない」と強豪加入を歓迎した。

 2025年以降の投打二刀流再開については「準備と休養が特に大事になる。1年を通して気候が安定し、遅延や雨天中止が少ない本拠地ではその配分が計算しやすい。生活面での心配もそうないだろう」と同じロサンゼルス圏にとどまったメリットを強調する。

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