富山市総合体育館、改修で1年休館へ 25~26年度、グラウジーズは県総合体育センター利用

 富山市総合体育館の改修について、市は1年間程度は休館が必要との見通しを示した。同体育館を本拠地とするバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の富山グラウジーズは休館中、県総合体育センターの利用を検討。市民には他の施設を使ってもらう。11日の富山市議会一般質問で、谷口氏の質問に大沢市民生活部長が答えた。改修期間は2025~26年度を見込む。

 市総合体育館は、市が所有権を持ったまま設計、改修、運営、維持管理を民間に委ねるRコンセッション方式を採用する方針。市は12月補正予算案で、来年度から15年間にわたって必要な事業費の限度額を80億9343万円と設定。グラウジーズが参入を目指す新B1の26年秋開幕に間に合わせるため、事業提案公募を経て24年6月の事業者選定、25~26年度の改修を見込む。

 改修内容は、長寿命化と新B1参入条件を満たすための客席の増設など。その間、市民のサークル活動やスポーツ教室、大会、イベントなどで利用できない。

 大沢部長は「ご不便をかけるが、より快適で魅力的な施設にするために必要な改修」と理解を求めた。

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