地方で食農ビジネス振興、京都・京丹波にフードバレー推進協議会 58事業者が参加

協議会の設立趣旨に聞き入る事業者ら(京都府京丹波町役場)

 京都府京丹波町の食農ビジネス振興を目指し、農家や関連事業者で構成する「フードバレー京丹波推進協議会」の設立総会が、このほど同町役場で開催された。

 同協議会は農業や食品製造、加工などに携わる58事業者で構成。単体の事業者では困難な販路開拓や、イベントの開催などの取り組みを、町の協力も得ながら進めていく。

 席上、ニーズの高いふるさと納税事業に参加しやすくするため、協議会が窓口になり、サイトに掲載する文章や写真作成を町観光協会に業務委託することを確認。大学や高校との連携を強め、商品開発やインターン受け入れにつなげる方針も示した。

 総会は11月22日に実施され、57人が参加。会長に選出された「みずほファーム」の桑山直希代表(53)は、「1人で解決できない困りごとを持ち寄り、行政とも連携していける会に育てていきたい」と抱負を語った。

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