電動キックボードで酒気帯び運転疑い 22歳米兵を逮捕 沖縄県内で初摘発 那覇署

容疑者が酒気を帯びた状態で運転した電動キックボード=11日、那覇署

 沖縄県警那覇署は11日、酒気を帯びた状態で電動キックボードを運転したとして、キャンプ・ハンセン所属の米海兵隊伍長の容疑者(22)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。7月の改正道交法の施行後、電動キックボードの摘発は県内初。

 改正道交法では、最高速度時速20キロ以下の電動キックボードは16歳から免許不要で運転できるようになったが、飲酒運転やスマートフォンの使用などは禁止されている。

 容疑者の逮捕容疑は11日午前2時半ごろ、那覇市久茂地の市道で、酒気を帯びた状態で電動キックボードを運転したとされる。「1時間前に酒を飲んだが抜けていると思った」と容疑を否認。「酒を飲んで運転しても違反になると思わなかった」とも話しているという。

 署によると同容疑者は美栄橋駅で電動キックボードをレンタルし、知人と2人で走行していた。パトロール中の警察官が一方通行を逆走する2人を見つけて職務質問したところ、呼気から基準値を超えるアルコールが検知された。知人も飲酒運転で交通切符(赤切符)の交付を受けた。

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