「火だるまにし極めて残忍」燃料油かけ火をつけ男性殺害か 男に懲役18年求刑 弁護側無罪主張

2022年3月、静岡県三島市で従業員の男性に火をつけて殺害した罪に問われている男の裁判で、検察側は2023年12月11日、懲役18年を求刑しました。

殺人の罪に問われているのは、静岡県清水町の建設業の男(28)歳です。起訴状などによりますと、男は2022年3月、三島市の資材置き場で男性従業員の体と服に燃料油を浴びせてライターで火をつけ殺害した罪に問われています。

検察側は、11日に静岡地方裁判所沼津支部で開かれた公判で「一方的に暴力をふるい火だるまにするなど極めて残忍で悪質」などとして、男に懲役18年を求刑しました。

一方、男は被告人質問の中で「他の人が殺害した」と主張していて、弁護側は11日、「油が入っていたドラム缶などから被告人の指紋が検出されず物的証拠がない」などとして無罪を主張しました。

判決は、12月20日に言い渡されます。

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