「ELLE CINEMA AWARDS 2023」受賞者が決定!

ハースト婦人画報社が主催する「ELLE CINEMA AWARDS 2023」の授賞式が、2023年12月11日(月)にI’M A SHOWにて開催された。本アワードは、毎年素晴らしい作品が数多く生み出される映画界において、今見るべき秀作をファッション・メディアELLE(エル)らしい視点で表彰する映画賞として2015年にスタート。今年は、2023年に公開された映画の中からベスト映画を決定する「エル シネマアワード」のほか、日本の映画界で輝く俳優に贈る「エル ベストアクトレス賞」、優れた監督に贈る「エル ベストディレクター賞」、新世代を牽引する映画人に贈る「エル・ガール ライジングスター賞」、今年目覚ましい活躍をした男性に贈る「エル メン賞」、映画界に革新を巻き起こした人に贈る「FENDI賞」の5部門が発表された。

はじめに、ELLE編集局長・坂井佳奈子と映画ライター・よしひろまさみちが登壇し、「エル・シネマアワード」ノミネート作品30本を紹介。『CLOSE/クロース』や『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』など数々の候補作品から選ばれた第1位は世界中で愛されるファッションドールを実写映画化した『バービー』。よしひろは、「これほどの社会問題になる一番重いところを、激しく笑いにし、おしゃれにしたのはすごいです」と映画の魅力を語った。坂井編集局長も「ライアン・ゴズリングが好きなので、あの役をやるということにいろんな意味を考えてしまいました」と現代社会にハマるテーマ性が良かったと述べた。
また、ELLEのサステナビリティ・プロジェクト「ELLE ACTIVE! for SDGs」が掲げる、女性のエンパワーメント、ダイバーシティ、サステナビリティを作品世界に投影し、制作環境で考慮・表現した作品に贈る賞として今年新設された「ELLE ACTIVE!賞」を発表。『PERFECT DAYS』が第一回受賞作として選ばれた。

続けて各賞の授賞式へ。今年最も輝いた俳優に贈る「エル ベストアクトレス賞」は松岡茉優、今年目覚ましい活躍をした男性に贈る「エル メン賞」は磯村勇斗。今後の活躍を期待する「エル・ガール ライジングスター賞」は山田杏奈、今年最も優れた監督に贈る「エル ベストディレクター賞」は是枝裕和監督。映画界に新しい風をもたらした革新的な才能に贈る「FENDI賞」は、アイナ・ジ・エンドと、今年の日本映画界に大きな存在感を示した5名が受賞した。

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