カージナルスがゴールドシュミットとの契約延長を検討か 米報道

地元紙「セントルイス・ポスト=ディスパッチ」のデリック・グールド記者によると、カージナルスはポール・ゴールドシュミットとの契約延長を検討しており、今オフ中に話し合いの場を設ける予定だという。シーズン開幕前までの交渉成立を好むカージナルスだが、来季が契約最終年となるゴールドシュミットについて、開幕後も話し合いのためのドアは開けておくつもりのようだ。グールド記者は「両者の話し合いは険悪なものにはならないだろう。残りのキャリアすべてをカバーするような契約になるのでは」との見解を示している。

現在36歳のゴールドシュミットは2018年までダイヤモンドバックスの主砲として活躍し、同年12月にトレードでカージナルスへ加入。翌2019年3月には2020年から始まる5年1億3000万ドルの契約延長を結んだ。カージナルス加入後も安定した活躍を続け、5年契約の3年目となる2022年にはナ・リーグMVPに選出。今季は154試合に出場して打率.268、25本塁打、80打点、11盗塁、OPS.810をマークした。守備走塁面でも貢献できる選手であり、オールラウンドな一塁手として知られている。

カージナルスがこの2シーズンでヤディアー・モリーナ、アルバート・プホルス、アダム・ウェインライトといった大ベテランたちの引退を温かく見守ったことを考えると、ゴールドシュミットが同じようにカージナルスの一員のまま引退したいという気持ちを持っている可能性は十分にある。同僚のノーラン・アレナドは昨オフ、より高額な契約を得られる可能性があったにもかかわらず、オプトアウト(契約破棄)の権利を行使せずに残留。ゴールドシュミットとアレナドの両スターが残りのキャリアをカージナルスで全うする可能性もある。

高齢の野手が契約延長を結んだケースとして、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はブランドン・クロフォードが2021年8月にジャイアンツと2年3200万ドルの契約を結んだこと、エイドリアン・ベルトレイが38歳と39歳のシーズンをカバーするためにレンジャーズと2年3600万ドルの契約を結んだことを例に挙げている。来年9月には37歳の誕生日を迎えるゴールドシュミットだが、昨オフに同い年のホセ・アブレイユがアストロズと3年5850万ドルの契約を結んだことを考慮すると、3年6000万ドル前後の契約を得られる可能性もありそうだ。

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