【日本全国35選】絶対に行きたいクリスマスマーケットをご紹介!大人も子どもも大満足クリスマス料理やグッズ、イルミネーションが盛りだくさん

12月に入り、あちこちでクリスマスソングが聞こえてくるようになりました。

クリスマスのムードに感化されて、ソワソワしはじめている子どもも多いのではないでしょうか?

「クリスマスが待ちきれない!」というご家庭におすすめなのが、日本各地で開催されているクリスマスマーケット。

ヨーロッパのムードたっぷりなイベントは、クリスマスへの期待をより一層高めてくれます。

この記事では、クリスマスマーケットの起源や由来・有名なクリスマスマーケットをご紹介。

日本各地のクリスマスマーケットもピックアップしているので、併せてチェックしてみてくださいね。

クリスマスマーケットとは?

クリスマスマーケットは、ヨーロッパの冬の風物詩として定着しているイベントです。

どのようなイベントなのか、詳しく見ていきましょう。

ドイツ語圏発祥のクリスマスイベント

クリスマスマーケットは、ドイツ・オーストリア地域を中心におこなわれてきた、伝統的なクリスマスのイベントです。

11月末頃から開催されるのが一般的で、現在ではドイツ語圏以外のキリスト教国家でも見られます。

クリスマスマーケットは、その名のとおり「市場」のようなもの。

街の中心にある広場には、クリスマスグッズや料理を扱う屋台や店舗が多数登場します。

店舗の周囲にはクリスマスツリーやイルミネーションも飾られ、華やかな雰囲気たっぷりです。

ドイツ・オーストリア地域では小都市から大都市までクリスマスマーケットが立ち、その数は2,500~3,000にも上るのだとか。

マーケットにはその地域の伝統的なお菓子やホットワイン(グリューワイン)などを楽しめるところも多く、人気のマーケットには世界中から観光客が集まってきます。

始まりは15世紀頃

クリスマスマーケットは、15世紀頃のドイツで誕生したといわれています。

当時はクリスマス前の1日のみおこなわれていたそうですが、時代を経るにつれて開催期間が長くなりました。

ただし初期のクリスマスマーケットは、クリスマスを祝うためだけのものだったのかは不明です。

当時は教会を中心に、日常的にマーケットが開かれて人々の生活に必要なものを販売していました。

クリスマスが近づけば、店舗にクリスマス準備に関連する物がたくさん並ぶのは当然ですよね。

初期のクリスマスマーケットは、たまたまクリスマスアイテムが多く並んだだけだったのかもしれません。

しかし時代を経るにつれ、「クリスマスマーケット」はクリスマス前の特別なイベントとして人々の生活に定着していきます。

19世紀に産業革命が起こり人々の生活がより豊かになると、クリスマスマーケットの規模もより大きくなっていきました。

三大クリスマスマーケットを紹介

ドイツ各地でおこなわれるクリスマスマーケットのうち、「シュトゥットガルト」「ドレスデン」「ニュルンベルク」のクリスマスマーケットは「三大クリスマスマーケット」とよばれています。

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

シュトゥットガルト(シュトゥットガルト ヴァイナハツ マルクト)

シュトゥットガルト(Stuttgart)は、ドイツ南西部に位置するバーデンヴュルテンベルク州の州都です。

メルセデス・ベンツやポルシェなどの本社があることで知られており、「工業都市」というイメージが強いかもしれません。

ドイツではWeihnachten(ヴァイナハテン)がクリスマス、markt(マルクト)がマーケットを意味しており、ヴァイナハツ・マルクト(Weihnachtsmarkt)というのは、クリスマスマーケットということになります。

そんなシュトゥットガルトのクリスマスマーケットは、「世界最大規模」として有名です。

11月末頃になると、市内にある4つの広場でクリスマスマーケットが開催され、300もの店舗が並びます。

市内にある宮殿ではクリスマスコンサートも開催され、クリスマス当日まで華やかなムードたっぷりです。

シュトゥットガルトのクリスマスマーケットでは、子ども向けの「フェアリーランド」が大人気。

子どもたちは蒸気機関車に乗ったりキャンドル作りに勤しんだりと、楽しい時間を過ごせます。

ヨーロッパ随一の規模を誇るクリスマスマーケットには世界中から観光客が訪れ、毎年300万人以上の来場者があるのだそうです。

ドレスデン(ドレスデナー シュトリーツェルマルクト)

ドレスデン(Dresden)は、ドイツ東部に位置するザクセン州の州都です。

かつてはザクセン王国の首都として栄えた歴史を持ち、宮殿や歌劇場といったすばらしい歴史的建造物が残っています。

ドレスデンのクリスマスマーケットは、「世界最古」のクリスマスマーケットとして有名です。

初回の開催は1434年にさかのぼるといわれ、2023年のクリスマスマーケットは589回目に当たるのだそう。

クリスマスマーケットはメイン会場となる「シュトリーツェルマルクト」のほか、複数の小会場でおこなわれます。

ドレスデンのクリスマスマーケットの目玉は、なんといってもシュトーレン!

シュトーレンは、ブランデーに漬け込んだフルーツをたっぷりと混ぜ込んだ、ドイツ伝統の菓子パンです。

発祥はドレスデンといわれており、クリスマスマーケットにはさまざまな店舗のシュトーレンが並びます。

シュトリーツェルは元々細長い酵母ケーキのことで、そこからシュトーレンに繋がっています。

またドレスデンのクリスマスマーケットは、中央広場にそびえたつ巨大なろうそくピラミッドも有名です。

高さは約14mもあり、ギネスブックにも登録されています。

ニュルンベルク(クリストキンドレスマルクト)

ニュルンベルク(Nürnberg)は、ドイツ中南部に位置するバイエルン州第2の都市です。

かつての神聖ローマ皇帝が居住したニュルンベルク城で知られており、旧市街地には中世の城壁がそのまま残っています。

ニュルンベルクのクリスマスマーケットは、「クリストキント」をテーマとするのが特徴です。

クリストキントとは、幼いイエス・キリストのこと。

ドイツ南部ではサンタクロースではなくクリストキントがプレゼントを運んでくるといわれており、クリスマスには欠かせない存在として親しまれています。

ニュルンベルクのクリスマスマーケットに足を運べば、そこかしこにクリストキントの人形やオーナメントが見られるでしょう。

またニュルンベルクは、ソーセージのおいしさでも有名です。

マーケットを訪れた観光客たちは、スパイスがたっぷりと効いたニュルンベルガーソーセージを楽しみます。

日本でも楽しめる!各地のクリスマスマーケット

外国の楽しいイベントを上手に取り入れ続けている日本。

クリスマスマーケットも、2000年代に入ってから徐々に各地で開催されるようになりました。

現在では、クリスマスマーケットを開催する都市も増えています。

ヨーロッパの華やかなクリスマスムードを楽しみたい人は、ぜひご家族で足を運んでみてはいかがでしょうか。

ここからは、日本各地で楽しめるクリスマスマーケットをご紹介します。

東京クリスマスマーケット2023 in 明治神宮外苑

画像提供:東京クリスマスマーケット実行委員会

明治神宮外苑で開催されるクリスマスマーケット。

ドレスデンのクリスマスマーケットスタイルを踏襲しており、会場には巨大なクリスマスピラミッドも設置されています。

56もの店舗にはドイツビールやホットワイン・ウインナーを提供する店舗もあり、日本にいながらにしてドイツ気分を味わえそうです。

子ども向けには、マシュマロ入りのホットココアやドーナツなどもありますよ!

またステージではバンドやアイドルの演奏を楽しめるほか、世界各国のプロによる演奏もたくさん。

特設大道芸エリアではパフォーマーによるレベルの高いパフォーマンスも見られるなど、見どころは豊富です。

開催期間:2023年11月23日~12月25日

開催時間:11:00~21:30(L.O.21:00)※最終入場受付は20:00

会場:明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前・総合球技場

入場料:【12/22まで】大人(中学生以上)平日1,000円/土日祝日1,500円 小人(小学生)500円

※5歳以下無料

入場料:【12/23~25】大人(中学生以上)2,000円 小人(小学生)1,000円

※5歳以下無料

公式WEBサイト

大阪クリスマスマーケット2023 in てんしば

画像提供:大阪クリスマスマーケット実行委員会

大阪メトロ御堂筋線・谷町線「天王寺」駅すぐそばの天王寺公園「てんしば」、「てんしばi:na」で開催されるクリスマスマーケット。

会場内にはクリスマスツリーや鹿の親子オブジェ、写真を撮るのに最適なフォトスポットが設置されています。

会場に入ると、クリスマスムードたっぷりな雑貨をそろえたショップや、おいしいシュトーレンを購入できる店舗などが見つかります。

ドイツのザクセン州からやってきたショップでは、本場のくるみ割り人形を購入することも可能です。

またグルメコーナーは、ドイツ風ウインナーやビールが充実しています。

ホットワインやチーズ料理もさまざまあって、あれもこれも食べたくなりそう!

子どもと一緒に楽しむなら、ホットチョコレートやクリスマスチュリトス・ピザなどを選ぶとよいかもしれません。

開催期間:2023年12月1日~12月25日

開催時間:11:00~21:00(L.O.20:30)

会場:天王寺公園「てんしば」、「てんしばi:na」

入場料:無料

公式WEBサイト

クリスマスアドベント(福岡クリスマスマーケット)

「福岡クリスマスマーケット」は、10年前からおこなわれている博多の冬の風物詩です。

当初は博多駅周辺のみでしたが、年々規模を拡大し、2023年は「クリスマスアドベント」と名称も変更されました。

クリスマスマーケットは、博多・天神地区を中心とする6カ所で開催されます。

クリスマスアドベントに出店する店舗は、合計で100店以上!

各会場で世界各国のグルメやホットワインを堪能できるほか、かわいいクリスマス雑貨の購入も可能です。

各会場では日替わりでさまざまなパフォーマンスがおこなわれ、毎日通っても飽きません!

なおクリスマスイルミネーションを楽しみたいなら、まずは博多駅から回るのがおすすめです。

【JR 博多駅前広場ほか】

開催期間:2023年11月6日~12月25日

開催時間:平日:16:00~23:00/土日祝日:12:00~23:00

※会場により異なります

会場:JR 博多駅前広場(福岡市博多区博多駅中央街1-1)ほか

入場料:無料

公式WEBサイト

その他各地のクリスマスマーケット

上記でご紹介したもの以外にもいろいろな場所でクリスマスマーケットは開催されています。

簡単にご紹介しますので、お近くの会場があるかチェックしてみてください。

2023 ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo【北海道】
CHRISTMAS MARKET in アスパム【青森】
仙台クリスマスマーケット2023【宮城】
クリスマスマーケットin小坂2023【秋田】
大谷クリスマスマーケット【栃木】
那須でHOTな親子マルシェ~クリスマスマーケット【栃木】
Marunouchi Street Park 2023 Winter【東京】
六本木ヒルズ クリスマスマーケット 2023【東京】
麻布台ヒルズクリスマスマーケット2023【東京】
東京スカイツリータウン®ドリームクリスマス2023【東京】
クリスマスマーケット in 横浜⾚レンガ倉庫【神奈川】
本厚木ミロード CHRISTMAS MARKET 2023【神奈川】
幕張クリスマスマーケット【千葉】
スイス・クリスマスマーケット2023【千葉】
クリスマスマーケット東京ドイツ村【千葉】
クリスマスマーケットふなばしアンデルセン公園【千葉】
たまアリクリスマスマーケット2023【埼玉】
本庄クリスマスマーケット2023【埼玉】
メッツァの北欧クリスマス2023【埼玉】
新潟クリスマスマーケット 2023【新潟】
LIGHT UP MARKET【山梨】
名古屋クリスマスマーケット2023【愛知】
ラグーナテンボス「クリスマスマーケット」【愛知】
まちなかGarden-クリスマスマーケット2023-【愛知】
神戸クリスマスマーケット2023【兵庫】
北欧屋台クリスマスマーケット 京都伊勢丹2023【京都】
阪急うめだ本店クリスマスマーケット2023【大阪】
クリスマスマーケットin高知【高知】
なないろクリスマスマーケット【大分】
山口きららクリスマスマーケット【山口】
ハウステンボス「光の街のクリスマス」【長崎】
鹿児島クリスマスマーケット2023【鹿児島】

また、上記以外にもクリスマスマーケットは沢山ありますが、すでに終了してしまっているところも多くあります。

来年はぜひ早めにチェックしたいですね。

まとめ

クリスマスマーケットはドイツ地域発祥ですが、近年は日本国内でも広く浸透しています。 居住地の近くで開催されている場合は、気軽に足を運んでみましょう。 本場ドイツのグルメを味わう絶好のチャンスです! またクリスマスのオーナメントやお菓子は、かわいいものがたくさん。 さまざまなアイテム・食べ物を買い集めれば、ご家庭でのクリスマスがより一層本格的になりますよ! クリスマスマーケットで、クリスマスのムードを思い切り満喫しましょう。 文/カワサキカオリ

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