古川琴音「助けを求めてきたときに“どうにかしてあげたい”と思う心を持っていたい」『雨降って、ジ・エンド。』2024年2月公開!

孤高の映像ユニット「群青いろ」が古川琴音を主演に迎えて放つ『雨降って、ジ・エンド。』が、2024年2月に公開されることが決定した。併せて、特報映像とポスタービジュアルが披露された。

『東京リベンジャーズ』シリーズなどの人気作を手がける脚本家・髙橋泉と、『凶悪』などの俳優や監督としても活動する廣末哲万からなる映像ユニット「群青いろ」。2001年の結成から精力的に作品を発表し続け、カルト的な人気を誇る彼らの、実に17年ぶりとなる劇場公開作は、フォトグラファー志望のOLと謎の中年ピエロの出会いから始まる、衝撃と予測不能な純愛ラブストーリーだ。

フォトグラファーを目指す日和は、偶然撮ったピエロ男・雨森の写真がSNSで大バズり。さらなる「いいね」を求めて雨森に近づくうち、日和の思いはいつしか恋心へと変わっていくが、雨森には想像を絶する秘密があった…。

ヒロインのフォトグラファー・日和役に映画『偶然と想像』や大河ドラマ「どうする家康」、実写版「幽☆遊☆白書」などへの出演で注目の若手・古川琴音。持ち前のポップな存在感と柔軟な演技センスで、現代の若い女性が直面する生きづらさを鮮やかに塗り替えていく。彼女の人生を揺るがす謎の中年ピエロ・雨森を演じたのは、群青いろ作品の顔である廣末哲万。奇抜なメイクと怪しさを全身に滲ませ、「群青いろ」唯一無二のユーモアとペーソスを体現した。さらに大下美歩、新恵みどりといった、「群青いろ」の常連俳優陣がその世界観を彩る。

特報映像では、日和と雨森の奇妙な出会いから少しずつ距離を縮めていく様子が、名曲「ロマンティックあげるよ」と共にPOPに描かれる。しかし、終盤には一転、 「私は世界の時限爆弾だということです」という雨森のつぶやきと日和の深刻な表情で幕を閉じ、その後の展開を期待させる内容となっている。

ポスタービジュアルには、日和と雨森が出会い、互いの世界が色づき始めることを表現するかのように、「世界はこんなにもカラフルです。」というコピーが添えられ、2人の姿が切り取られたキュートでちょっと怪しげな一枚となっている。

▼キャスト&スタッフ コメント

■古川琴音(日和役)
「普通の人」たちの世界からはみ出してしまった人たちは「生まれてきちゃいけない人」なのか、と、主人公が上司に電話するシーンが印象に残っています。ピエロの「雨森さん」のことを私はきっと理解出来ないでしょう。だけど、「雨森さん」が助けを求めてきたときに「どうにかしてあげたい」と思う心を、私も持っていたいと思いました。

■廣末哲万(雨森役)
髙橋さんと夢中に話をしていると見えにくかった空間が縁取られて情景が浮かび人が躍動しはじめて文字が声になる。それらが結果映画になる。ワクワクする。古川琴音さんが脚本から飛び出して来て作品がカラフルに色付いた時ワクワクする。こんなことをこれからも続けていきます。

■髙橋泉(監督・脚本)
群青いろを観続けてくれる方に、「劇場公開しないの?」と何度か問われている。でも、群青いろは今まで、観客を意識したことがない。客席に座って観ているのは、群青いろだけ。「そこで完結してるから」と僕は答えてきたと思う。でも、『雨降って、ジ・エンド。』の仕上げの中、その感覚が変わる瞬間があった。古川琴音の台詞に、アフレコが必要な部分があった。正直、大切なセリフなので、ノイズがあっても同録の音声を使うべきだと僕は思っていた。だけど、その考えを古川琴音は軽々と飛び越えた。まるでそれがファーストテイクのように、言葉を発した。「世界はこんなにもカラフルです」それをどうしても届けたい。初めて思ってます。「お願いだから、どうか観てください」

『雨降って、ジ・エンド。』
2024年2月より、ポレポレ東中野ほか全国順次公開
監督・脚本:髙橋泉
出演:古川琴音 廣末哲万 大下美歩 新恵みどり 若林拓也
配給:アルミード

【ストーリー】 フォトグラファー志望の日和は、偶然撮ったピエロ男・雨森の写真がSNSで大バズり。さらなる「いいね」を求めて雨森に近づくうち、日和の思いはいつしか恋心へと変わっていくが、雨森には想像を絶する秘密があった…。それぞれが心に秘めた「思い」を相手にぶつけ合ったとき、未知の扉が開き、淡色の世界はカラフルに色づいていく。

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