ザ・ポーグズのフロントマン、シェイン・マガウアンを偲んで映画『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』のクリスマス追悼上映が決定

© The Gift Film Limited 2020 さる11月30日に逝去した、ザ・ポーグズ(THE POGUES)のシェイン・マガウアンの人生に迫るドキュメンタリー『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』の追悼上映が決定した。

© The Gift Film Limited 2020 アイリッシュ・パンクという一大ジャンルを築き上げ、ヨーロッパで最も人気なクリスマス・ソング「ニューヨークの夢」等のヒット曲で知られ、故チバユウスケ(The Birthday)、甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)など多くの日本のアーティストからも愛された伝説の英パンク・バンド、ザ・ポーグズのフロントマン、シェイン・マガウアンが先日、11月30日に逝去した。多くの再上映を望む声を受け、シェインの破天荒すぎる音楽人生に迫ったドキュメンタリー映画『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』の追悼上映が決定。

© The Gift Film Limited 2020 本作は、日本でも昨年公開され、音楽ファンを中心に劇場を賑わせ、大傑作との呼び声も高い。製作を務めたのは、シェインと30年来の友人であるハリウッドスター、ジョニー・デップ。監督は、『ビギナーズ』(1986)、『セックス・ピストルズ/グレート・ロックンロール・スウィンドル』(1979)で知られる音楽ドキュメンタリーの巨匠ジュリアン・テンプルが、シェインの一筋縄ではいかない歴史を紐解いて鮮烈に映像化し、第68回サン・セバスチャン国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。

© The Gift Film Limited 2020 5歳から飲酒・競馬・タバコを嗜み、10代で移住したロンドンでドラッグ地獄に転落。そこから這い上がるように始めたバンドで、絶大な人気を集め瞬く間に英ロック界のスターに。そんな彼の伝説は音楽だけに留まらず、ライブ中泥酔して退場、素行が悪すぎてバンドから追放、長年にわたる酒と薬の濫用で50歳にして全歯を失うなど、音楽史に残る仰天事件を連発。

© The Gift Film Limited 2020 ©️ANDREW CATLIN 本作では爆弾発言だらけのシェインのインタビュー映像に加え、貴重なライブ映像や、米国の作家ハンター・S・トンプソンのコラボで知られるイラストレーター、ラルフ・ステッドマンによるアニメーションを交えながら、彼の半生を丸裸にしていく。さらに、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーやジョニー・デップ本人たちがインタビュアーとして出演し、現在のシェインの心の内を聞き出すことに成功。アイルランドで過ごした子ども時代からロンドンのパンク・シーンで活動したシェインの軌跡を通じて、彼の情熱、ユーモア、深い音楽知識、歴史、ポップカルチャーが見事に描かれている。

© The Gift Film Limited 2020 ©️NATIONAL CONCERT HALL, DUBLIN 12月25日、クリスマス当日はシェイン・マガウアンの生誕日。追悼上映は、12月22日(金)より順次上映となる。上映劇場は、『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』公式X(旧Twitter)にて随時告知。 また、12月23日(土)アップリンク吉祥寺では、本作の字幕監修を務めたピーター・バラカンの登壇が決定。

© The Gift Film Limited 2020 さらに、シェインが魂を込めて歌う様子が大きくデザインされたオリジナルTシャツを一部劇場とロングライドストアにて数量限定で販売予定。 ▼12月8日(金)時点での上映劇場と日程 アップリンク吉祥寺:12月22日(金)〜12月28日(木)※12月23日(土)上映後、ピーター・バラカン登壇(予定) シネマ・ジャック&ベティ:12月23日(土)〜12月29日(金) 川越スカラ座:12月23日(土)〜12月24日(日) 小山シネマロブレ:12月25日(月) 上田映劇:12月22日(金)〜12月25日(月) センチュリーシネマ:12月25日(月) 第七藝術劇場:12月25日(月) 八丁座:12月23日(土) KBCシネマ:12月24日(日) チネ・ラヴィータ:12月24日(日)〜12月25日(月)

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▼12月29日(金)以降の上映劇場 シモキタ - エキマエ - シネマ『K2』:12月29日(金)〜12月30日(土) シネ・ヌーヴォX:1月6日(土)〜 新文芸坐:1月(予定) ※上映時間は各劇場HPにてご確認ください

※追加公開劇場は作品公式Xより

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