「青森をもう一度相撲王国に」 第1回若の里杯大会(弘前市)に250人 地元出身・西岩親方が立ち上げ

中学生個人の部決勝で、石川(潟西相撲道場)㊨を攻める小笠原(丹代道場)
小学生個人5.6年生の部決勝で、新井田(田子小)㊧を押し出しで破った岡山(五所川原相撲教室)

 大相撲・西岩親方(青森県弘前市出身)の現役時代のしこ名を冠した「第1回若の里杯相撲大会」が10日、同市の県武道館で開かれた。相撲王国の復活に向けたきっかけづくりになればと、西岩親方が大会長を務め立ち上げた大会で、地元力士や未経験者ら約250人が各部門で熱戦を繰り広げた。

 大会は実行委員会が主催。小、中学生個人・団体戦、マスターズのほか、相撲未経験者対象の「素人部門」があり、トーナメントで行われた。

 小学生個人5.6年生の部は岡山(五所川原相撲教室)=青森市・篠田小6、中学生個人の部は小笠原(丹代道場)=鯵ケ沢中3=がそれぞれ優勝した。団体戦は小学生高学年が鶴田相撲道場・五所川原相撲教室の連合チームが、中学生は丹代道場(鯵ケ沢町)が頂点に立った。

 西岩親方は「子どもたちも楽しそうでよかった。この大会が青森がもう一度相撲王国と呼ばれるきっかけになればいい。青森出身力士を育てたい」と語った。

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