現地時間12月8日から11日にかけて、セリエA第15節の10試合が行われた。
首位インテルはウディネーゼをホームに迎えての一戦。33分、ラウタロ・マルティネスがペナルティーエリア内で相手に引き倒されたシーンがVARの介入によってPKとなり、37分にハカン・チャルハノールが冷静にキックを決めて先制。これで完全にペースを握ると、42分にフェデリコ・ディマルコ、44分にはマルクス・テュラムが追加点を奪う。後半に入り84分にはラウタロ・マルティネスがセンターサークル内でのボール奪取から独力で持ち込んで鋭いシュートを叩き込み、4－0で快勝した。
ユヴェントス vs ナポリは序盤から目まぐるしく攻守が入れ替わり、両チームがチャンスを作る見ごたえのある展開に。前半をスコアレスで折り返し、迎えた51分、ユヴェントスはロングスローの流れからアンドレア・カンビアーゾがクロスを入れると、フェデリコ・ガッティがヘディングシュートを決めて先制に成功。ナポリは70分、相手GKのキックミスに乗じてヴィクター・オシムヘンがゴールネットを揺らしたが、オフサイドがあったとしてノーゴールに。その後スコアは動かず、ユヴェントスが1点を守り抜いた。
アタランタ vs ミランは38分にアデモラ・ルックマンのゴールでアタランタが先制すると、ミランは前半アディショナルタイムにCKからオリヴィエ・ジルーがヘディングシュートを決めて同点に。後半に入っても点の取り合いは続き、55分にルックマンのゴールでアタランタが勝ち越すと、ミランも80分にルカ・ヨヴィッチが左からのクロスに反応して同点に追いつく。迎えた後半アディショナルタイム、ミランはダビデ・カラブリアが2枚目のイエローカードで退場になると、90+5分にはルイス・ムリエルがゴールに背を向けながらの技巧的なヒールキックでゴールに流し込み、これが決勝点に。アタランタが激戦を制した。
ヴェローナ vs ラツィオは1－1のドロー。鎌田大地はベンチ入りしたものの出場機会は訪れなかった。フィオレンティーナをホームに迎えたローマは開始5分にロメル・ルカクのダイビングヘッドで先制したものの、64分にニコラ・ザレフスキが2枚目のイエローカードで退場になると、再開後のプレーから同点ゴールを奪われ、1－1の引き分けに終わった。
ボローニャはジョシュア・ザークツィーが2ゴールを挙げる活躍を見せ、最下位サレルニターナに2－1と勝利。カリアリ vs サッスオーロは、開始7分にサッスオーロが先制したものの、後半アディショナルタイムにカリアリが2点を奪い返し劇的な逆転勝利を飾った。
フロジノーネ vs トリノはスコアレスドロー、エンポリ vs レッチェは1－1の引き分け。モンツァは終盤のゴールでジェノアに1－0と勝利している。
◉セリエA 第15節 結果
ユヴェントス 1－0 ナポリ（ハイライト動画）
ヴェローナ 1－1 ラツィオ（ハイライト動画）
アタランタ 3－2 ミラン（ハイライト動画）
インテル 4－0 ウディネーゼ（ハイライト動画）
フロジノーネ 0－0 トリノ
モンツァ 1－0 ジェノア
サレルニターナ 1－2 ボローニャ
ローマ 1－1 フィオレンティーナ
エンポリ 1－1 レッチェ
カリアリ 2－1 サッスオーロ
