阿部顕嵐と阿久津仁愛がダブル主演を務めるドラマ「BLドラマの主演になりました」に、入山法子、渡部秀、小越勇輝、小西桜子が出演することが分かった。「腐男子家族」で知られるすずり街氏の同名漫画が原作の本作は、テレビ朝日系で2024年1月1日に「クランクイン編」（深夜0：25、関東ローカル）を地上波で放送、23年12月24日午前7：00からは「クランクアップ編」の全3話をTELASAで配信する。
人気No.1イケメン俳優・赤藤優一郎（阿部）と、元売れっ子子役で実力はあるものの今はパッとしない地味系俳優・青柳萌（阿久津）が、超人気BL漫画「恋する俺とおさななじみ」の実写化でW主演を務めることに。しかも、役づくりと宣伝を兼ねて同棲生活をスタートさせるが、赤藤は青柳に素っけない態度を取り、青柳も赤藤がいまいち苦手。だがそれは、赤藤が青柳への重すぎる愛を抱えていたため。その思いを隠すのに必死の赤藤と、仲良くしたいのに嫌われていると勘違いする青柳の思いのずれから、2人のドタバタコメディーが展開する。
連続テレビ小説「エール」「らんまん」（ともにNHK総合ほか）などのドラマや、「天上の花」（22年）などの映画で鮮烈な印象を残してきた入山が演じるのは、超人気BL漫画「恋する俺とおさななじみ」の実写ドラマ化を実現したBL好きのプロデューサー・弥生。やる気満々で、自らのゴリ押しでキャスティングした赤藤と青柳の胸キュンシーンの撮影では、常にもん絶し大興奮するキャラクターだ。
また、「仮面ライダーオーズ/OOO」（テレビ朝日系）で主演を務め、「科捜研の女」シリーズ（テレビ朝日系）や映画「ひみつのなっちゃん。」（23年）、舞台「精霊の守り人」などで硬軟自在に演じてきた渡部が扮（ふん）するのは、青柳のマネジャー・黄島譲二。常にサングラスにアロハシャツというチャラい外見で中身もかなり軽く、うさんくささがプンプンと漂うが、何かと赤藤と青柳の距離を縮めるきっかけをつくってくれるため、赤藤にとってはありがたい存在だ。
一方、ミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」（2010～14年）をはじめ、「弱虫ペダル」シリーズ、映画「人狼ゲーム デスゲームの運営人」（20年）などの主演作をはじめ、数々の作品で存在感を放ってきた小越は、赤藤の敏腕マネジャー・紫宏臣役。青柳の“ガチオタ”である赤藤が、唯一ため込んだ思いを爆発させられる相手だ。暴走しそうな危うい赤藤の手綱を引きながら、手八丁口八丁でその気にさせていく。
そして、主演ドラマ「猫」（テレ東系）やヒロインを務めた映画「ファンシー」「初恋」（ともに20年）で注目を集めた小西が、「恋する俺とおさななじみ」で青柳の姉役で出演する先輩女優・天道菜々美役を務める。これまで何度か共演経験がある青柳にとっては、役柄同様に姉のような菜々美だが、赤藤と青柳の間である騒動を巻き起こしてしまうことになる。
多彩なキャスト陣が体現するキャラクターが、赤藤と青柳の恋にどう絡んでいくのか注目だ。
