ジローナがバルセロナに快勝し単独首位に立つ 久保建英は1ゴール1アシストで快勝に貢献|ラ・リーガ 第16節 結果まとめ

写真:久保は1G1Aの活躍で勝利に貢献し、早くも昨季に並ぶ今季リーグ戦6G目とした ©Getty Images

現地時間12月8日から11日にかけて、ラ・リーガ第15節の10試合が行われた。

首位レアル・マドリードはアウェーでベティスと対戦。前半は両チームともにチャンスを作りながらスコアレスで折り返すと、53分にブラヒム・ディアスの浮き球スルーパスに抜け出したジュード・ベリンガムが胸トラップから冷静に流し込んでレアル・マドリードが先制。対するベティスも66分にアイトール・ルイバルが強烈なミドルシュートを突き刺し同点に追いつく。その後は両チームともにチャンスを作りながらもゴールは生まれず、1-1の引き分けに終わった。

2位ジローナは3位バルセロナとアウェーで直接対決。12分に速攻からアルテム・ドフビクがゴールを決めてグラナダが先制すれば、バルセロナも19分にCKからロベルト・レヴァンドフスキがヘディングシュートを決めてすかさず同点に。その後はジローナがペースを握り、40分にミゲル・グティエレス、80分にはバレリー・フェルナンデスがゴールを決めてリードを広げる。粘るバルセロナも90+2分にイルカイ・ギュンドアンが1点を返したが、試合終了間際にはベテランのクリスティアン・ストゥアニがダメ押しゴールを奪い、ジローナが4-2で勝利を収めた。この結果、ジローナがレアル・マドリードに2ポイント差をつけて単独首位に立った。

4位アトレティコ・マドリードはホームにアルメリアを迎えての一戦。17分にアルバロ・モラタが巧みなドリブルでDFとGKをかわしシュートを決めて先制すると、22分にはアントワーヌ・グリーズマン、マルコス・ジョレンテと繋ぎ、クロスボールをアンヘル・コレアが押し込み追加点。アルメリアも62分にレオ・バチストンが1点を返す粘りを見せたものの、アトレティコ・マドリードが逃げ切りに成功。バルセロナと勝ち点で並び、得失点差で上回って3位に浮上した。

レアル・ソシエダはビジャレアルとのアウェーゲーム。2トップの一角で先発出場した久保建英にとっては古巣との対戦となった。両チームが序盤から激しい攻防を見せる展開となる中、38分には久保のCKからミケル・メリノがヘディングシュートを決めてレアル・ソシエダが先制。41分にはショートコーナーの流れから久保のパスを受けたアルセン・ザハリャンがミドルシュート。コース上にいたマルティン・スビメンディがコースを変えて追加点を奪う。さらに前半アディショナルタイム、高い位置でボールを奪ってのショートカウンターから久保が右足で今シーズン6点目を奪取する。後半はビジャレアルが猛攻を仕掛けて何度も決定機を作ったが、ゴールを奪うことはできず、レアル・ソシエダが完封勝利を飾った。

グラナダ vs アスレティック・ビルバオの試合は、開始6分にイニャキ・ウィリアムスのゴールでアスレティック・ビルバオが先制したものの、この試合を現地観戦していたグラナダサポーターの1人が心肺停止に陥り、亡くなるという事態が発生。これを受けて試合は17分の時点で中止となり、翌日に17分から再開されると、グラナダが後半にOGで1点を返し、1-1の引き分けに終わった。

ヘタフェ vs バレンシアの一戦は、ヘタフェが1人、バレンシアが2人の退場者を出す荒れ模様の中、終盤にボルハ・マジョラルが1点を奪ったヘタフェが勝利。ラス・パルマスはアラベスに、マジョルカはセビージャに、それぞれ1-0で勝利している。カディス vs オサスナは1-1の引き分け、ラージョ・バジェカーノ vs セルタはスコアレスドローに終わっている。
 

◉ラ・リーガ 第16節 結果

ヘタフェ 1-0 バレンシア
アラベス 0-1 ラス・パルマス
ベティス 1-1 レアル・マドリード
ビジャレアル 0-3 レアル・ソシエダ
マジョルカ 1-0 セビージャ
アトレティコ・マドリード 2-1 アルメリア
グラナダ 1-1 アスレティック・ビルバオ
カディス 1-1 オサスナ
バルセロナ 2-4 ジローナ
ラージョ・バジェカーノ 0-0 セルタ

© 株式会社SPOTV JAPAN