ゴールデンウイークの名物・那覇ハーリー 2025年度にも会場変更 那覇市が検討 候補地はどこ

 毎年5月のゴールデンウイーク期間中に那覇港・新港埠頭(ふとう)で開催されている那覇ハーリーについて、那覇市が会場の変更を検討していることが分かった。8日の那覇市議会一般質問で、高宮修一経済観光部長が「市域沿岸で那覇埠頭を軸に検討していく」と述べ、早ければ2025年度にも会場を移す考えを示した。翁長俊英氏(公明)への答弁。

 市によると、新港埠頭でコンテナ取扱量が年々増え、会場スペースを確保することが難しくなっていることに加え、国が計画する那覇港臨港道路整備事業の橋脚建設との兼ね合いもあるという。

 会場の移動先は那覇市通堂町にある那覇埠頭が候補地に挙がっているが、具体的な検討作業はこれからという。市担当者は「調整次第では会場の変更時期がずれ込む可能性もある」としている。

(資料写真)4年ぶりの開催で熱戦を繰り広げる本バーリー=2023年5月5日、那覇港新港埠頭(田嶋正雄撮影)

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