志田彩良が「消せない『私』―復讐の連鎖―」で連ドラ初主演! 本郷奏多が共演

志田彩良が、日本テレビほかで2024年1月5日にスタートする金曜ドラマDEEP「消せない『私』―復讐の連鎖―」(金曜深夜0:30。初回は深夜1:10。TVer、Huluで毎話放送後に配信)で、連続ドラマ初主演を務めることが分かった。また、本郷奏多が共演することも発表された。

「消せない『私』―復讐の連鎖―」は、黒田しのぶ氏の「消せない「私」~炎上しつづけるデジタルタトゥー~」(ぶんか社)を原作とした“爽快”リベンジ・エンターテインメント。

平凡な女子高生だった主人公・灰原硝子(志田)がある人物との出会いをきっかけにネット上で有名人に。しかし、彼女の活躍をねたむ何人かのクラスメートによってわなにハメられ、その醜態を撮影した動画がネットで拡散、たちまち炎上してしまう。決して消えることがないデジタルタトゥーを刻まれた硝子は、ネットに拡散する誹謗中傷、そして自宅も特定され不審火で家が燃え、両親も亡くなり、すべて失ってしまう。その後、心の傷を抱えた硝子は祖母の家に引き取られ、廃人のような荒んだ生活を送る。10年の月日がたち、硝子は自ら人生を終わらせる決意をするが、その瞬間、目に飛び込んできたのはテレビの中継インタビューに笑顔で答える、自分を陥れたクラスメートたちの楽しそうな姿。硝子はその時から復讐(ふくしゅう)するために立ち上がる。

連ドラ初主演となる志田は「生きることに絶望してしまうほど心をズタボロにされた硝子の第2の人生を、輝かしいものにしたいです。私にとって初挑戦となる難役ですが、彼女の抱える思いや悲しみ、そして憎しみに寄り添ったキャラクターにできたらと思っています。出演者・スタッフさんの力を借りながら、さまざまな思いや感情と共に役を全うします! ドラマ初主演という緊張感や責任感もありますが、いただいた役を大切に演じながら、皆さまとすてきな作品を作れたらと思います」と意気込む。

そして、本郷が演じるのは、硝子の運命に大きな影響を与える復讐の協力者・徳道仁。元美容系配信者で、現在は飲食店やホストクラブなどさまざまな事業を行う経営者である徳道は、10年前、街で偶然会った硝子のメークやファッションをプロデュースするようになる。炎上した事件のきっかけは自分にあると思っており、かつて硝子を救えなかったことを後悔している。硝子に過去を忘れて幸せになってほしいと願いながらも、復讐に協力することになる。

「復讐に生きると決めた硝子に対し、それが正しくないことであると認識しながらも彼女に寄り添っていく徳道。硝子の人生を変えてしまった原因が自分にもあると責任を感じているので、硝子のためにできることを、苦悩しながらも模索し続けます」と役柄を紹介する本郷は、「復讐というテーマを、とことん慈悲なく追求した作品です。見てくださった方の心に強く響くドラマになると思いますので、ぜひ覚悟を決めてご覧ください!」とアピールしている。

志田、本郷が登場するキービジュアルには、楽しい日々から一転、どん底まで叩き落され一生残り続ける深い傷(デジタルタトゥー)を抱えた主人公・硝子とその背後から徳道が硝子を意味深く見つめ、闇の中で復讐の炎を燃やす硝子のこれからの復讐劇の行方が表現されている。

原作の黒田氏は「初めまして、『消せない私』を執筆しました黒田しのぶと申します。このたび、『消せない私』がドラマ化が決定され、現実感が湧かず驚きとうれしさでいっぱいです。この作品のコンセプトは『ガラスの靴をたたき割り、それを武器に襲いかかるヒロイン』です。作中、苛烈(かれつ)なことばかりしている登場人物たちですが、このような狂気は意外と近く、私たちの日常に潜んでいます。人よりちょっとだけ強欲だった人間たちのつぶし合いを楽しんでいただけたら幸いです。この作品の成立に尽力してくださったすべての関係者、そして読者・視聴者の皆さまへ心より感謝申し上げます。硝子の物語の終わりまで、どうぞよろしくお願いいたします」とメッセージを寄せている。

ドラマを手掛ける伊藤裕史プロデューサーは「主人公の灰原硝子という役はジェットコースターのように表情とキャラクターが変わっていきます。平凡な高校生、そこからメークによって魅力的になったかと思うと、デジタルタトゥーにより自暴自棄になり田舎に引きこもる…そして10年後に憎しみが再燃し復讐を誓うようになる。さらには復讐相手に合わせてキャラクターを演じ分けるという途方もない難役は、どんなキャラクターも演じられる、役者として抜群の信頼感があり、さらに業界人気の高い志田彩良さんが真っ先に思い浮かびオフォーしました。主人公・硝子演じる志田さんの復讐心に支配されて鬼気迫る姿をご堪能ください!」と、志田への期待を語る。

さらに、本郷に対しては「ベテランにしか出せない深さのある表情を既に身につけている俳優さんで、セリフを言わなくても感情を伝えることができるすてきな俳優だと思っています。少しミステリアスな雰囲気が漂う徳道役には、本郷さんがぴったりだと思ってお願いしました。硝子を包み、そして寄り添っていこうと思うまでの、切ない感情から激しい感情までの移り変わりを楽しみにしていただければと思っています」と話している。

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