世界1位のシフィオンテクが2年連続の年間最優秀選手に選出「このような評価をしてくれてありがとう」

シフィオンテクが2年連続の年間最優秀選手に。コーチもWTAアワードを受賞

12月11日、女子テニス協会のWTAは、世界ランク1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が2年連続で年間最優秀選手に選ばれたことを発表した。

22歳のシフィオンテクは、6月の全仏オープンで通算4度目のグランドスラム制覇を成し遂げるなどシーズン6勝を記録。WTA250、500、1000のすべてのカテゴリーで優勝し、年間成績上位8名が出場するツアー最終戦「WTAファイナルズ」(メキシコ・カンクン)を失セット0で初優勝を遂げた。

昨年4月から世界ランク1位を守ってきたシフィオンテクは、アリーナ・サバレンカ(同2位)に一時はトップの座を譲ったものの、2年連続となる1位でシーズンを終了。年間最優秀選手の2年連続受賞は、2012年から2016年まで獲得したセリーナ・ウイリアムズ(アメリカ)以来のことである。シフィオンテクはSNSで「このような評価をしてくれてありがとうございます」と綴っている。また、コーチ間投票で決まる年間最優秀コーチには、シフィオンテクを指導するトーマス・ビクトロフスキー氏が選ばれた。

年間最優秀ダブルスチームは、ストーム・ハンター(オーストラリア/ダブルス同1位)とエリーゼ・メルテンス(ベルギー/ダブルス同2位)が受賞した。

そのほか、最も上達した選手に送られるMIP(Most Improved Player)賞には、昨年の最優秀新人賞を受賞した21歳のジェン・チンウェン(中国/同15位)が選出。カムバック賞には昨年10月に第一子を生み、今年4月に復帰したエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/同25位)、年間最優秀新人賞はウィンブルドンで4回戦に進んだ16歳のミラ・アンドレーワ(同57位)が選ばれた。

また、オンス・ジャバー(チュニジア/同6位)が、思いやりのある態度やフェアプレーなど最もスポーツマンシップを体現した選手に贈られるカレン・クランツキー・スポーツマンシップ賞と仲間への卓越したサポートや広いイニシアチブをとった選手を称えるピーチ・ケルマイヤー・プレーヤー・サービス賞のダブル受賞している。

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