のんの活動を取材! 30歳となった今、そしてこれから。「やめようと思ったことはない」

NHK総合では12月14日に、俳優・アーティストとして活躍するのんの姿を追った「かんさい熱視線~のん、30歳。それでも私は“荒野”をゆく~」(午後11:50)を放送する。

2013年に連続テレビ小説「あまちゃん」(NH総合ほか)でヒロインを演じて一躍時の人となり、その後、のんと名前をあらためてからは俳優だけにとどまらず、自らの「やりたい」という衝動に正直に、音楽活動やアート作品の制作にも取り組んできた。番組では、今年7月に30歳を迎えたのんを特集。活動の日々を取材。さらに、近田雄一アナウンサーが、のんの「これまで」と「これから」をインタビューする。「あまちゃん」の影響で東北・岩手県の出身と勘違いされることもあるのんだが、実は関西・兵庫県の出身。現在の活動にもつながる、地元・神河町での思い出についても語る。

近田アナから「心折れたり、やめようと思ったことはなかったんですか?」と問われたのんは、「やめようと思ったことはないです。たぶん人よりかなり強い方だと思うんですね。だから、屈強に立ち上がってきたって実感がすごくあります。自分が『のん』になってこうやって活動してる中で、今の自分のやり方じゃないとできないようなことがたくさんできていて。それがすごく充実していて。私は、自分が縛られずにやるっていうやり方が性に合ってるなって」と、しっかりと前を見据える。

また、新たな代表作「さかなのこ」(2022年)を通し、“俳優・のん”の魅力をクローズアップ。同作の監督を務め、のんを主役にキャスティングした沖田修一監督は「のんさんが主演だってなったとき、もう本当に映画がみえたというか。むしろのんさん以外だったらかすんでしまうというか。なんか…主人公の感じがすごくのんさんにあるんです」とその魅力を語る。

そして、これまで誰にも話してこなかった胸の内をのんに打ち明けられ、のんが20代で感じてきたさまざまな思いが詰まった楽曲「荒野に立つ」の作詞・作曲を手掛けたシンガー・ソングライターのヒグチアイは、「めっちゃ強い人だと思いますけどね。その強さ故にぶつかるところがあるというか、強いから傷つく部分がいっぱいあったんだろうなって気がします」と、その人柄について触れる。

7月に地元・関西で行ったワンマンライブ「NON PURSUE TOUR -最強なんだ!!!-」から、「荒野に立つ」のパフォーマンスなど、ライブの模様も届ける。

なお、「かんさい熱視線~のん、30歳。それでも私は“荒野”をゆく~」は、放送後に12月21日までNHKプラスで配信予定。

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