バイデン氏、親イスラエルを強調 ユダヤ祭「ハマス掃討まで支援」

11日、米ホワイトハウスで開かれたユダヤ教の祭り「ハヌカ」を祝う行事であいさつするバイデン大統領(AP=共同)

 【ワシントン共同】米民主党のバイデン大統領は11日、ホワイトハウスで開かれたユダヤ教の光の祭り「ハヌカ」を祝う行事であいさつし、親イスラエル姿勢を強調した。再選を狙う来年11月の大統領選では、出馬を表明している共和党候補らもイスラエル寄りの姿勢をアピールしており、バイデン氏にはユダヤ系有権者の票をつなぎ留める思惑がありそうだ。

 「イスラエルがイスラム組織ハマスを掃討するまで支援する」と述べると、出席したユダヤ系有権者らから歓声が上がった。米政界に強い影響力を持つユダヤ系ロビー団体はパレスチナ自治区ガザ情勢で、バイデン政権の手厚いイスラエル支援を称賛している。

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