福島・南相馬市へ 名産の黒豆「作州黒」の煮豆 500パック送る 震災翌年から12年続く取り組み/岡山・勝央町

岡山県勝央町の女性有志でつくる「黒豆プロジェクトチーム(森園枝代表)」は11日、名産の「作州黒」の煮豆を東日本大震災の被災地、福島県南相馬市のNPO法人へ送った。

震災翌年(2012年)から継続している取り組みで、地元有志の寄付を経費に同町植月北の加工グループ「たんぽぽ」に依頼し、黒豆煮(150グラム入り)500パックを製造。障害者を支援する南相馬市のNPO法人「ほっと悠」に役立ててもらうため、プロジェクトメンバーたちが段ボール5箱に梱包し、同町植月中の植月郵便局から発送した。

森代表(74)=勝央町植月北=は「取り組みも12年目となるが、震災で原発事故の影響を受け続けている福島のことを忘れないためにもできる限り続けていきたい。食べてもらった人に、ほっこりした気持ちになってもらえたらうれしい」と話している。

加工グループたんぽぽ手づくりの黒豆煮=岡山県勝央町で

© 津山朝日新聞社