東明穀画:穀物で制作された無形文化遺産の魅力

山東省カ沢市東明県のHan Guorui氏による穀画、「A Good Friend Comes from Afar」

AsiaNet 100562 (2087)

【カ沢(中国)2023年12月11日新華社=共同通信JBN】自然な形と色を基に穀物を使い、保存処理や精巧なコラージュでどのような魅惑的な仕上がりが生まれるのでしょうか?

山東省の南西部に位置する東明県は、黄河が山東省に到達する際に最初に入る県という特徴を持ちます。同県には、長い歴史、豊富な自然資源、深みのある文化遺産、さまざまな民芸品があります。中国の穀画芸術の重要な発祥地の1つです。

東明穀画には1700年以上続く歴史があります。山東省の省級無形文化遺産です。この民芸品は、自然な形や色を生かし、さまざまな穀物を丁寧に配置していくものです。保存処置を行った後、これらの作品は伝統的な職人技の精巧な表現となります。自然で環境に優しい精神を体現しているこれらの作品は、他にはない地元の魅力があふれています。「平和と繁栄」や豊作という縁起の良い象徴にもなっており、壁に飾る「心の滋養」という愛称を持ちます。

青島で開催されたShanghai Cooperation Organization Summit(上海協力機構サミット)から、外務省が立ち上げた山東省のグローバルプロモーションイベント、さらにはShenzhen Cultural Industry Fair、China Intangible Cultural Heritage Expo、Shandong Cultural Industries Fair¨Ceachのイベントまで、東明穀画が展示されました。穀物を集めて制作されるこれらの作品は、山東省独自の無形文化遺産の典型的な例として際立ちます。東明穀画は国内と海外の両方で大きな注目を集めています。

ソース:News Office of the People's Government of Dongming County

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画像説明:山東省カ沢市東明県のHan Guorui氏による穀画、「A Good Friend Comes from Afar(良き友が遠くから訪れる)」