嘉陽投手「納得の投球できた」 社会人野球表彰式

社会人野球の表彰式に出席したトヨタ自動車の嘉陽宗一郎投手(左)と西濃運輸の城野達哉捕手=12日、東京都内

 今年の社会人野球の表彰式が12日、東京都内で開かれ、ベストナインとなった嘉陽宗一郎投手(トヨタ自動車)は「1年間、納得のいく投球ができた。やり切った」と充実感を口にした。

 都市対抗大会で3勝を挙げ、防御率1.08で橋戸賞(最優秀選手賞)を獲得。チームを優勝に導いた。これまでとマウンド上での考え方が変わったといい「無理に抑えようとせず、1点は取られてもOKと考えられるようになった。大人になった」と笑顔で話した。28歳の実力者は、プロは目指さない意向で「社会人野球を盛り上げたい」と語った。

 城野達哉捕手(西濃運輸)は公式戦で6ホームランを放ち、最多本塁打賞とベストナインを獲得。

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