アニメ『薬屋のひとりごと』 壬氏の常軌を逸した行動にSNSも騒然「蜂蜜を指でってw」

アニメ『薬屋のひとりごと』の第10話『蜂蜜』が12月9日に放送された。園遊会で里樹妃(リーシュヒ)に毒を盛った犯人は、外廷の堀で入水自殺した女官だったというウワサが後宮に広がる。しかし、一介の下女が里樹妃を毒殺する理由に疑問を持った壬氏(ジンシ)は、猫猫(マオマオ)に死んだ女官が仕えていた柘榴宮(ざくろきゅう)の調査を命じる。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆園遊会の毒殺事件の黒幕とは?猫猫が潜入し、真相に迫る!

外堀で見つかった女官の水死体。後宮では、彼女が里樹妃に毒を持って殺害しようとした犯人だというウワサが流れていた。彼女が仕える阿多妃(アードゥオヒ)は他の妃と比べると高齢であり、四夫人から外されて、若い妃を輿入れ(こしいれ)させるというウワサがあったからだ。そんな中、里樹妃とのお茶会の手伝いをしていた猫猫は、里樹妃が蜂蜜入りのお茶を飲むのを嫌がっているのを目撃する。お茶会終了後、猫猫は突然現れた壬氏に呼び止められる。

壬氏は「園遊会の毒殺騒ぎ、犯人は自殺した柘榴宮の下女だという話は知っているか?」と例の話題を差し向ける。猫猫は軽くあしらうが、「一介の下女が、徳妃である里樹妃の皿に毒を盛る理由は?」と意味ありげに微笑む壬氏。こうして猫猫は、阿多妃のいる柘榴宮に手伝いに行き、情報収集の任務を任されたのだった。

柘榴宮に手伝いに行った猫猫は、感じのいい侍女頭、風明(フォンミン)と出会う。風明の左手には包帯が巻かれていた。風明ら侍女らの働きぶりに「柘榴宮の侍女はよく働くな。口先だけのやつらに見せてやりたい」と感心する猫猫。しかし、その一方で、「阿多妃への忠誠心の強さは、毒殺を行う理由にもつながる」と推理する。

そんな中、台所を掃除していた猫猫があるものを見つける。それは、棚にずらりと並んだ蜂蜜の壺(つぼ)だった。その後猫猫が壺を運びながら窓の外を見ると、木の陰に隠れ、こそこそ柘榴宮をのぞく里樹妃がいた。

◆壬氏の変態行為にSNSも騒然!?

偵察を終え、壬氏に柘榴宮での出来事を報告する猫猫。その報告を、紅茶に小壺からすくった蜂蜜を入れながら聞く壬氏。猫猫は「外部と内通しているとすれば、侍女頭の風明が怪しい」と報告する。「これ見よがしに蜂蜜を食べておいて、この程度は調べていただろうに」とうんざりする猫猫だったが、それを聞いた壬氏が驚きの行動にでる。「いい子にはご褒美をあげないとね」と言うと、壬氏は壺の蜂蜜を指先ですくって猫猫に迫ってきたのだ。「こいつ、顔がいいから何をしても許されると思っている。そういえば、そういう変態だったな」と猫猫。

変態の壬氏に壁際に追いやられていく猫猫だったが、ここで助け舟が出た。そこに現れたのは、なんと玉葉妃(ギョクヨウヒ)。玉葉妃は「うちの侍女に何をしているの?」と壬氏を一喝。壬氏は慌てて逃げ出すのだった。

SNS上では「変態蜂蜜野郎」「壬氏の変態ぶりが際立つ回だったなー。蜂蜜を指でってw」「この人キラキラしながら何やってんの!?」と、壬氏の行き過ぎた行動に視聴者も衝撃を受けているようだった。

その後、壬氏から逃げ出した猫猫は里樹妃に真相を確かめる。里樹妃はかつて蜂蜜で体調不良を起こし、生死の境をさまよったことが原因で蜂蜜が嫌いになっていたという。

猫猫は阿多妃の過去を探るため、書庫で書物をあさる。そこで見つけた書物に書いてあったのは、猫猫の養父、羅門(ルオモン)の名前だった。どうやら、羅門はかつて後宮で医官として働き、阿多妃の亡くなった赤ちゃんも取り上げていたが、何かが原因で追放されてしまったという。猫猫は「何やってんだよ、おやじ…」とつぶやき、10話が終了した。

『薬屋のひとりごと』次話は、12月16日(土)よる24時55分、日本テレビ系にて放送予定。

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

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