現金引き出しに限度額設定 関西みらい銀、今月から

インタビューに応じる関西みらいフィナンシャルグループの西山和宏社長

 関西みらいフィナンシャルグループの西山和宏社長(57)は12日までに共同通信のインタビューに応じ、高齢者を狙った特殊詐欺被害を防ぐため、傘下の関西みらい銀行で、キャッシュカードによる現金の引き出しや振り込みに限度額を設けるサービスを今月から始めると明らかにした。

 日常的に使っている口座を対象に、ATMを利用する際、1日当たりの現金引き出しと振り込みの合計額に上限を設ける。限度額はゼロ円、5万円、10万円、20万円から選べる。店舗窓口で直接、口座の保有者が申し込む必要がある。利用料は無料。

 現在の引き出し限度額は50万円。多額の被害が出ないよう、小口に設定できるようにする。

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