鹿島の新監督候補?ヴィトール・ペレイラ氏がトルコからのオファー拒否「より大きなクラブへ」

スペインリーグからの噂も。

J1リーグ鹿島アントラーズの岩政大樹監督の今季限りでの退任に伴い、後任候補の一人とされるポルトガル人指揮官のヴィトール・ペレイラ(Vítor Pereira)氏だが、このほどトルコ1部リーグからのオファーを断っていたことが分かった。より大きなクラブでの指揮を目指しているというが、その候補が果たして“KASHIMA”なのだろうか。

ポルトガルメディア『レコード』は12月6日、ペレイラ氏がトルコ1部アダナ・デミルスポルからのオファーを拒否したと報じた。今年4月までブラジル・セリエA(1部)CRフラメンゴを率いた55歳の同氏は、この上位で争うチームからのオファーを喜んだものの、「将来への他のプロジェクトを優先させたいため、この申し出を断った」と報じている。

さらにブラジルメディア『ファナティコス』は12月8日、ペレイラ氏が同じくこのトルコからのオファーを拒否したこととその背景などをレポートしている。

2022年にコリンチャンスでコパ・ド・ブラジル準優勝によりリベルタドーレスの出場権を得るなど好成績を収めた手腕が評価されていて、最近ではスペインリーグのチームを率いる噂が立った。ただ「その話は立ち消えた」として、現在もフリーエージェントのまま、オファーを待っている状態だという。

同メディアは「ブラジルへの復帰は除外されていないようだ。しかし、現在のところ、このポルトガル人指揮官に興味を持っているというクラブの情報はない」と報じている。より大きなクラブから話が来ているとも言うが……。

果たして、それが鹿島なのだろうか。ただ勝利や優勝を渇望している点は、本人と鹿島に共通するようだが――。

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ヴィトール・ペレイラ氏は1968年7月26日生まれ、ポルトガル出身。指導者として、FCポルト、アル・アハリ、オリンピアコス、フェネルバフチェ、1860ミュンヘン、上海上港などを率いて、ポルトガルリーグ、ギリシャリーグ、中国超級リーグを制覇するなど、数々のタイトルをもたらしている。

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