“全員が入隊”BTS、2025年の再会に期待高まる…ヒット曲「Spring Day」が異例のチャート1位に

写真=BIGHIT MUSIC

BTS(防弾少年団)のジミンとジョングクが、J-HOPEとSUGAが見送る中、入隊した。これでBTSのメンバー全員が、国防の義務を果たす。

2人は本日(12日)午後、京畿道(キョンギド)漣川(ヨンチョン)陸軍第5歩兵師団の新兵教育隊に入所した。

同日、Newsenの取材によると、陸軍現役で服務中のJ-HOPEと代替服務中のSUGAは、ジョングクとジミンを見送るために休暇を取り、陸軍第5歩兵師団の新兵教育隊の入所式を訪れた。前日に現役入隊したRMとVを見送るため休暇を取ったジンは、2人を見送った後、部隊に復帰した。ジミンとジョングクはジンが助教として服務中の部隊に入所しただけに、訓練所で再会すると見られる。

同日、入隊現場にファンの姿は見られなかった。所属事務所のBIGHIT MUSICは先日、「新兵教育隊への入所当日、特別な公式イベントはございません」とし「新兵教育隊入所式は、多数の将兵および家族が参加する場です。現場の混雑による事故防止のために、ファンの皆さんは現場訪問をお控えください。RM、ジミン、V、ジョングクに対する温かな見送りと激励は、お気持ちだけ頂戴いたします」と伝えた。

これにより、ファンたちは現場を訪れる代わりに応援メッセージが書かれた風船と横断幕、貸切バスで静かにメンバーたちの入隊を見守った。ジミンは入隊前日、ファンコミュニケーションプラットフォームWeverseを通じて行ったライブ放送でファンに感謝した。

最後にジミンとジョングクが同伴入隊し、BTSはメンバー全員が軍白期(軍隊+空白期)に入った。ジンは昨年12月13日、陸軍現役で入隊した後、京畿道漣川(ヨンチョン)陸軍第5歩兵師団の新兵教育隊で助教として服務。J-HOPEは4月18日に陸軍現役で入隊し、江原道(カンウォンド)原州(ウォンジュ)市の陸軍第36歩兵師団のベクホ新兵教育大隊の助教として服務。SUGAは9月22日に入所し、基礎軍事訓練を終えた後、社会服務要員として代替服務中だ。

写真=BTS 公式X

VとRM、ジョングク、ジミンは2025年6月に除隊する予定だ。そのため、BTSがメンバー全員揃って活動を再開するのも2025年と予想されている。所属事務所は「当社とメンバーは2025年にBTSのメンバー全員揃っての活動を希望しているが、現時点で正確な時期を特定することは難しい」と明らかにした。BTSは軍白期が始まる前の今年9月、所属事務所と厚い信頼関係を基に2度目の再契約を締結した。

そして本日、BTSの「Spring Day」が発売から約6年でアメリカを含む47地域(12日午後2時)のiTunesメインチャートであるソングチャートで1位になり、話題を集めた。

米iTunesソングチャートに再びランクインしたことは、なんと6年10ヶ月ぶりの快挙だ。「Spring Day」は2017年2月、同ランキングで8位になり、トップ10入りに成功した。BTSは当時、2012年に6thフルアルバムのタイトル曲「江南スタイル」で1位になったPSY以来、米iTunesソングチャートにランクインした2番目の韓国歌手で、初のK-POPグループとなった。

発売直後に1位を獲得することが出来なかった同曲は、ARMY(ファンの名称)の声援で1位になった。特にクリスマスシーズンには毎年1位をキープしてきたマライア・キャリーのキャロル「All I Want for Christmas Is You」をおさえ、現地のファンの熱烈な愛をうかがわせた。

「Spring Day」は、BTSが2017年2月に発売した「WINGS」の外伝「YOU NEVER WALK ALONE」のタイトル曲で、ブリットロックの感性とエレクトロニックサウンドが結合されたオルタナティブヒップホップナンバーだ。発売直後、韓国最大の音楽配信サイトであるMelOnをはじめ、8つの主要音楽ランキングで1位を総なめにすると共に米ビルボードの「バブルリングアンダーホット100」で15位になり、韓国国内外のファンから愛された。

一時的な人気にとどまらず、長期間愛されてきた歌でもある。MelOnの集計によると、同曲は2017~2021年の3~5月に一度も欠かさず月間TOP100に上がると共に、5年以上メインランキングのTOP100にランクインするほどロングランを記録した。このような人気に支えられ、BTSは「2017 MelOn Music Awards」など各年末授賞式で大賞を受賞した。

「Spring Day」が描くBTSとファンの特別な関係は、発売から6年経った今も同じだ。韓国国内外のファンは「会いたい / どれほど待てば / いくつの夜を明かせば / 君に会えるだろうか / 会うことになるだろうか / 寒い冬が終わって / また春の日が来るまで / 花を咲かせるまで / そこにもう少し留まってくれ」「朝はまた来るよ / どんな闇もどんな季節も / 永遠のものなんてないから / 桜が咲くみたいです / この冬も終わります」など「Spring Day」の歌詞を引用し、BTSと共にする「春の日」が再び訪れることを待ち望んでいる。

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