小沢一郎氏「頭悪い」発言物議の谷川議員に「逆ギレ。中身が悪質」 7年前国会「般若心経」もトレンドに

立憲民主党の小沢一郎衆院議員が12日までにX(旧ツイッター)に新規投稿。自民党安倍派の政治資金パーティー問題を巡る裏金問題で、4000万円以上のキックバックを受け取った疑惑が報じられた同派閥の谷川弥一衆議院議員が取材記者に対して「頭悪いね」などと発言したことに苦言を呈した。

長崎3区選出の谷川氏は10日に長崎市内で今回の疑惑について報道陣の取材を受けた際、用意された文書を読み上げた後、パーティー券の販売ノルマ、キックバックや収支報告書などに関する詳細について質問する記者に対して「いま言った通り」と繰り返した上で、「頭悪いね。質問してもこれ以上、言いませんと言っているじゃないの。分からない?」と対応し、そのやりとりがニュース映像で報じられた。

谷川氏は2016年11月の衆院内閣委員会で質問に立った際に、持ち時間の残り時間で般若心経を唱えたことで「時間稼ぎ」などと物議を醸したことでも知られている。SNSでは、今回の「頭悪い」発言への批判と共に、7年前の国会での行動が蒸し返され、その「般若心経」がトレンドになった。

小沢氏は11日付投稿で「頭悪いね、馬鹿だね。この安倍派自民党議員は、国民に向かってそういっているも同じこと。追及されても何も答えず逆ギレ。よほど中身が悪質なのだろう」と指摘。その上で、同氏は「こんなふざけた議員を選んでいるのは長崎の有権者。『馬鹿だね』とまで言われても、それでもまだ支持できるものだろうか」と疑問を呈した。

小沢氏の投稿に対し、フォロワーからは「『みんなやってるんだから』 強気なんでしょうね」「そもそもカンペ使ってコメントしてる時点で心こもってないですよね」「自分に言われてなくてもムカつく」「長崎の有権者の方々!この人でいいんですか」などの意見が続き、谷川氏の82歳という年齢に対しては「議員の定年制を早く」「定年制が必要」といった指摘もあった。

(よろず~ニュース編集部)

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