南アジア系親子に在特許可 関西初、政府方針基づき

「在留特別許可」の手続きが行われた大阪出入国在留管理局=大阪市

 日本で生まれ育った在留資格のない外国人の子どもに法相の裁量で例外的に在留を認める「在留特別許可」を付与する政府方針に基づき、大阪府内に住む男子高校生(16)と、南アジア出身の父母に許可が出たことが12日、分かった。支援者らによると、関西で初めてとみられる。

 息子の在留資格は「留学」で、父母は「特定活動」。大阪出入国在留管理局での手続き後、父親(51)は取材に「ありがたい。めっちゃ心配していた。これからはたくさん働きたい」と喜びを語った。息子は「これからも頑張って勉強を続けたい」と話した。

© 一般社団法人共同通信社