別人のナンバー入力 マイナひも付けミス2件判明 障害者手帳 茨城県内

茨城県庁=水戸市笠原町

国の指示に基づくマイナンバー総点検を巡り、茨城県は12日、障害者手帳とマイナンバーとのひも付けで誤りが2件判明したと発表した。県職員が間違えて別人のナンバーを入力していた。ミスによる手続きの問題や個人情報の漏えいは確認されていないという。

県障害福祉課によると、全国的にひも付けの誤りが多発した障害者手帳に関し、9月から対象3万2799件を点検していた。

その結果、精神障害者保健福祉手帳で2件のひも付けミスが判明。このうち1件は、自立支援医療についてもひも付けを誤っていた。

県の精神保健福祉センターで、同手帳などの申請書に記載されたマイナンバーを手帳台帳システムに入力する際、他人の申請書と取り違えたり、申請書に記載された同居家族のナンバーと間違えたりした。入力時期は2020年12月と21年4月。

同課は「当事者に多大なご迷惑をおかけした」と謝罪。複数人によるチェックを徹底し、再発防止に努めるとしている。

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