デフレ脱却へ首相は「克」 物価高打破の決意込め

 岸田文雄首相は12日、自身の今年の漢字に「克」を選んだ。デフレ克服と、物価高に打ち克つ決意を込めたと理由を説明。日本漢字能力検定協会が今年の漢字を「税」としたことには「税への高い関心を感じる。賃上げと税を組み合わせて物価高に負けない可処分所得を確保する政策を進めていきたい」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。

 松野博一官房長官は記者会見で、今年の漢字を「備」とした。「北朝鮮のミサイル発射対応に備えつつ、国民保護の充実に向け準備を進めた1年だった」と振り返った。

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