日産と横須賀市、スポーツ振興で連携協定 硬式野球部復活で地域貢献

連携協定書を手にする横須賀市の上地市長(左)と日産の田川専務執行役員=12日、同市役所

 休部していた硬式野球部の活動を再開させる日産自動車(横浜市西区)と、活動の本拠地となる神奈川県横須賀市は12日、スポーツ振興に関する連携協定を結んだ。市内での野球教室の開催など両者で地域の活性化やスポーツ振興を図る。野球部は市内の追浜工場敷地内にグラウンドを整備する予定。

 追浜地区にはプロ野球・横浜DeNAの2軍施設や横須賀スタジアムがあり、上地克明市長は「追浜はまさにベースボールタウンになる。期待感で一杯」と述べた。

 2009年から休部していた日産野球部は25年の活動再開を今年9月に発表。その際、地域貢献活動にも力を入れることを掲げていた。市はスポーツを核としたまちづくりを推進していることから両者の連携につながった。

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