トッテナムは12日、イタリア代表DFデスティニー・ウドジェ(21)との契約を2030年6月30日まで延長したことを発表した。
2022年夏にウディネーゼから完全移籍での獲得が発表され、今シーズンからトッテナムに正式加入となったウドジェ。加入当初はプレミアリーグへの適応に加え、アンジェ・ポステコグルー監督の特殊な戦術への順応に時間を要するかに思われたが、ここまで公式戦14試合に出場し、1ゴール2アシストを記録するなどすぐさま主力に定着した。
卓越した身体能力を活かしたハイラインの背後をカバーする守備、実質セントラルMF、インサイドハーフと形容すべき攻撃時の変幻自在のポジショニングによって攻守両面で違いを生む。
その活躍を高く評価するクラブは、2027年までの現行契約から大幅な昇給を目的とした新たな2030年までのオファーを掲示。そして、加入後初ゴールを奪ったニューカッスル戦から2日後に今回の正式なアナウンスとなった。
ナイジェリアにルーツを持ちイタリアで生まれ育ったウドジェは、187cmの左サイドバック。エラス・ヴェローナでプロデビューを飾ると、その後に加入したウディネーゼで台頭。国内外のビッグクラブの関心を詰めたなか、昨夏トッテナムに1500万ポンド(約27億4000万円)+アドオンという条件で加入することになった。