残る行方不明者1人の捜索続く 米空軍オスプレイ墜落2週間

米空軍輸送機CV22オスプレイ(ゲッティ=共同)

 鹿児島県・屋久島沖の米空軍輸送機CV22オスプレイ墜落事故は13日で発生から2週間となった。搭乗員8人全員の死亡が認定され、うち7人が見つかった。海上保安庁と自衛隊が残る1人の行方不明者の捜索に当たっている。米軍は、海中で発見された機体胴体部の引き揚げに向けた準備を進める。

 横田基地(東京都)配備のCV22が11月29日、岩国基地(山口県)を離陸し、嘉手納基地(沖縄県)に向かったが、午後2時40分ごろ、機影がレーダーから消失、墜落した。防衛省によると、オスプレイの事故では最多の死者数となった。開発段階では、2000年に19人が死亡したケースもあった。

鹿児島県・屋久島の安房港に停泊する、米軍関係者が使用したゴムボート=13日午前

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