今季からベルギー1部のスタンダール・リエージュでプレーするMF川辺駿。
ここまでチームトップとなる6ゴールを決めるなど新天地で活躍を続けている。
スタンダールは川辺がJリーグでプレーしている頃から注視してきたそうで、カール・フーフケンス監督は、『Extra Time』という番組でこう述べていたという。
「(夏の移籍市場で?)我々が早くに獲得できた数少ない選手のひとりだが、相当熱心にスカウティングをしていた。
川辺の試合を多く見たし、彼が特別なものを持っているのは分かっていた。
(今の活躍に驚きは)ない。彼がこのレベルに達するまでこんなに長くかかったことが驚きだ。
シーズン序盤の彼はまだ苦しんでいたが、それはチームも試合を支配するのに苦戦していたせいだ。
だが、今の我々はボールをもっとうまく動かせるようになったし、彼は素晴らしいよ。チームのために懸命に働いてくれるが、それはものすごく大事だ。
ペナルティエリア内での彼は冷酷だ(ゴール前で落ち着いている)」
「彼は普通の日本人より少しクレイジーだけど、それはスタンダールにぴったりさ(笑)
うちらしい選手のひとり。グループによく溶け込んでいるし、彼は自分を理解してもらうために最大限の努力を惜しまない。例えば、食事などあらゆることに適応したがっているよ」
川辺は今年で28歳になったが、もっと早くブレイクできるポテンシャルがあると感じていたようだ。
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その川辺はアンデルレヒト戦でゴールを決めた際、敵サポーターたちに向かって挑発的なセレブレーションをしていた。
監督は日本人らしからぬキャラの持ち主だと感じているようだが、リーダーになれる資質があるとも話していたとか。