遠野の給食「甲子園」で全国特別賞 地元食材使った献立評価

「全国学校給食甲子園」で21世紀構想研究会特別賞に輝いた遠野市学校給食センターの黒田麻由さん(左)、運萬里花さん(同センター提供)

 第18回「全国学校給食甲子園」(NPO法人21世紀構想研究会主催)の決勝大会は10日、都内で開かれ、初出場の遠野市学校給食センターが3位相当の同研究会特別賞に輝いた。郷土色豊かな献立が評価された。県勢の特別賞獲得は2012年の岩手大付属特別支援学校(盛岡市)以来、11年ぶり2度目で、過去最高成績に並んだ。

 地元食材を使った献立のアイデアや栄養バランスの工夫を競う「甲子園」。同センター(菊池今英所長)は北海道・東北ブロック代表として、栄養教諭の黒田麻由さん(43)、調理員の運萬(うんまん)里花さん(57)の2人が出場した。

 食材のほとんどが遠野産か県産で、献立は本県を代表する魚のサケを使った「ゴマ竜田揚げ」、地元産青首大根を使用した「切り干し大根と枝豆のサラダ」、ワラビやフキが入った「山菜ひっつみ」など郷土色豊かな内容とした。

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