宮崎県産イチゴ品薄 秋の高温続きで定植遅れ

昨年より値上げしたイチゴのクレープやレアチーズケーキが並ぶショーケース=宮崎市橘通西3丁目・果物屋cafeマルイ

 宮崎県産イチゴの品薄状態が続いている。今秋、高温続きで定植が遅れたため流通時期がずれ込んでいるのが原因。12月に入っても出荷量は例年の4割程度にとどまっている。観光農園では年明け以降に予定している「イチゴ狩り」の開始時期を遅らせることを検討。物価高騰のあおりを受ける菓子店は人気商品の価格設定をぎりぎりまで抑えるなど厳しい状況が続いている。

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