【別府】別府観光の父、油屋熊八が設立したバス会社で日本初の女性バスガイドとして活躍した村上あやめ(本名村上アヤメ、1911~2009年)さんにスポットを当てたミュージカル「日本初の少女車掌物語」が24日、別府市公会堂で上演される。初演(3月、玖珠町)に続く待望の別府公演。主催者は「前向きに力強く観光振興に取り組むあやめと熊八の姿に触れてほしい」と呼びかける。
油屋熊八ミュージカル実行委員会と童話の里くすファンタジーミュージカルスタジオ、別府市の共催。
全2幕14シーン(1時間55分)で構成。初演と違い、熊八のエピソードを増やした。最終シーンには、別府を気に入った英国在住の若手音楽家(オーストラリア出身)が新たに作曲した。
出演者は県内外8市町の子ども40人と大人5人。あやめさん役はダブルキャストで、高3の野田陽咲さん(大分市)と中3の平井さくらさん(玖珠町)が務める。熊八役は中2の平井桜聖さん(同町)。
脚本、演出の同スタジオ主宰のあべこさん(51)=本名・皿田恵子=と、平野芳弘実行委会長は「初演とは違う要素が多く、初めてでも2度目でも楽しめるはず。泉都のエネルギーを浴びてもらいたい」と話す。
上演は午前11時と午後4時の2回。チケットは一般1500円、高校生以下千円(未就学児無料)。問い合わせは実行委事務局(0977.23.4748)と同スタジオ(080.6515.2234)。