ロイヤルズがブルペン補強 右腕ストラットンと2年800万ドルで合意

ブルペンにウィル・スミス、先発ローテーションにセス・ルーゴを加えたロイヤルズがさらなる投手補強に動いた。MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、ロイヤルズは今季王者レンジャーズからFAとなっていた救援右腕クリス・ストラットンと2年800万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。2024年の年俸は350万ドルで、2025年は年俸450万ドルの選手オプション(バイアウト50万ドル)となっていることが報じられている。よって、ストラットンは来オフ、残留するかFAになるかを自身の意思で決めることができる。

現在33歳のストラットンはジャイアンツ時代の2018年に先発投手として10勝を挙げたことがあるものの、2019年以降は主にリリーフで起用されており、2021年から3年連続で60試合以上に登板。今季はカージナルスとレンジャーズで合計64試合に登板して82回2/3を投げ、2勝1敗1セーブ、8ホールド、防御率3.92、81奪三振をマークした。投球イニング数が登板試合数を大きく上回っていることからもわかるように、2イニングや3イニングのリリーフもこなすタフな投手である。

夏場のトレードでレンジャーズへ移籍した今季は、自身初となるポストシーズンも経験。リーグ優勝決定シリーズで2試合、ワールドシリーズでも2試合に登板し、合計4試合で防御率9.00と精彩を欠いたものの、メジャー8年目で初めてのチャンピオンリングを手にした。

今オフのロイヤルズは先発投手の補強を目指す一方で、積極的にブルペンの強化にも動いており、ブレーブスとのトレードでニック・アンダーソンを獲得したあと、FA市場ではスミスと契約。ルール5ドラフトではヤンキースの傘下でプレーしていたマット・サウアーを指名している。

ストラットンとスミスはともに今季レンジャーズでワールドシリーズ制覇を経験(スミスは2021年ブレーブス、2022年アストロズ、2023年レンジャーズで3年連続世界一)。世界一戦士が2人もロイヤルズのブルペンに加わることになった。

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