【朝日杯FS/人気傾向】“馬券内率100%”の圧倒的軸候補とは…… シュトラウスは人気>着順の可能性

12月17日に阪神競馬場で行われる第75回朝日杯フューチュリティS(GI、芝1600m)のデータを紹介する。

デイリー杯2歳Sでは人気に応えて勝利したジャンタルマンタル、4番人気に推された東京スポーツ杯2歳Sで完勝のシュトラウス、キャリア2戦はいずれも1番人気1着のダノンマッキンリー、札幌2歳Sでは4馬身差の快勝を収めたセットアップらが2歳王座に向けて集結。

ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。

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■人気上位が堅実も波乱含み

過去10年、1番人気が【4.2.2.2】、2番人気が【2.3.1.4】、3番人気が【1.1.2.6】と、人気に比例して成績が良い傾向。

1~3番人気を見てみると、乗り替わりが発生していた場合が【3.3.2.1】複勝率88.9%、複回収値141を記録。キャリアの浅い2歳戦のため、同じ騎手が続けて乗った方がいいイメージがあるが、当レースにおいては人気馬こそトップジョッキーへと乗り替わることで、勝負度合いや将来への期待度が高いと判断していいだろう。

今年、上位人気に推されそうなダノンマッキンリージャンタルマンタルシュトラウスはいずれも乗り替わりが発生。データからは3頭とも好走必至となるが、強いて言えば【3.3.2.1】のうち、短期免許の外国人騎手は【1.2.0.1】で、2019年の勝ち馬サリオス(1番人気)以外は人気より下の着順。一方、国内騎手に限れば【2.1.2.0】馬券圏内率100%となる。短期免許の外国人騎手に替わると過剰人気になりやすく、国内騎手は地の利が活きるためだろう。T.マーカンド騎手に乗り替わるシュトラウスは少し割り引いてもよさそうで、ダノンマッキンリーとジャンタルマンタルは圧倒的な軸候補となる。

過去10年で1+2+3番人気の組み合わせは2回、1+2番人気は4回、1+3番人気は2回、2+3番人気は0回。1~3番人気が総崩れしたのは2回で、残り8回は最低2頭が馬券に絡んでいる。総崩れした2回は4→6→5番人気、6→7→12番人気で馬単万馬券、3連単は10~20万馬券と高配当。しかし、上位人気が2頭好走した年でも7番人気以下が5回馬券に絡んでおり、2桁人気の激走も3回発生。波乱も十分にあり得る。

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(SPREAD編集部)

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