ガーディアンズがライブリーとメジャー契約 1年75万ドルとの報道

日本時間12月13日、ガーディアンズはレッズからFAとなっていた31歳の右腕、ベン・ライブリーとメジャー契約を結んだことを発表した。米メディア「ジ・アスレチック」のザック・マイセル記者によると、契約条件は1年75万ドルで、メジャー最低保証年俸(2024年は74万ドル)をわずかに上回る金額となっている。現時点ではロングリリーフ要員としての起用が有力だが、エース右腕のシェーン・ビーバーの放出が噂されており、先発ができる投手の頭数を確保しておく狙いがあるとみられる。

ライブリーは2017年にフィリーズでメジャーデビューし、15試合に先発して4勝7敗、防御率4.26を記録。しかし、翌年からの2シーズンはほとんど活躍できず、2020~21年には韓国球界でプレーした。

2022年1月にレッズとマイナー契約を結ぶと、この年はメジャー昇格を果たせなかったものの、今年5月に4年ぶりのメジャー復帰。今季は19試合(うち12先発)に登板して88回2/3を投げ、4勝7敗、防御率5.38、79奪三振をマークした。日本時間8月2日のカブス戦で13失点という大炎上があったものの、この試合を除けば防御率は4.25となり、まずまず健闘したと言えるだろう。

1年75万ドルという契約条件からもわかるように、ガーディアンズはライブリーに重要な戦力として大きな期待をかけているわけではなく、開幕ロースター入りを保証された立場でもない。マイナー・オプションが残っているため、開幕ロースター争いに敗れた場合は、過去2年と同様にマイナーAAA級でシーズン開幕を迎えることになるだろう。

現在、ガーディアンズの先発ローテーションはビーバー、タナー・バイビー、トリストン・マッケンジー、ローガン・アレン、ギャビン・ウィリアムスの5人で構成されているが、このうちビーバーは今オフ中に放出の可能性が高い。ガーディアンズはハイメ・バリアやアダム・オラーとマイナー契約を結んでおり、ビーバー放出に備えて先発候補の頭数を増やしておきたいという狙いが読み取れる。ライブリーとの格安契約もその一環と言えそうだ。

The post ガーディアンズがライブリーとメジャー契約 1年75万ドルとの報道 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.