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不足しがちな冬場の輸血用血液に役立ててもらおうと、岡山理科大付属高(岡山市北区理大町)の生徒が13日、岡山県赤十字血液センター(同いずみ町)を訪れ献血に協力した。白血病で輸血治療を受けた生徒を担任した教員の呼びかけで、2019年度から毎冬実施している。14日にも行い、2日間で計約60人が献血する予定。
同高の高橋ひろみ教諭が約10年前に担任した白血病の男子生徒が在学中、骨髄移植を受けるまで輸血治療を受けていたことから、献血の大切さを学んでもらおうと企画。冬場は気候や風邪の流行の影響で献血者が少なくなるといい、健康科学やトレーニング理論について学ぶ普通科スポーツサイエンスコースの3年生が参加した。
13日は26人が400ミリリットルを献血。初めてという男子(18)は「漠然とした不安があったけど、気軽に協力できると分かった。困っている人たちを助けるために、後輩にも経験を伝えたい」と話した。