架空の料金請求で計110万円をだまし取られたとして、新潟県十日町市の80代男性が12月12日までに十日町署へ届け出た。十日町署は特殊詐欺事件とみて調べている。
十日町署によると、11月15日午前11時ごろ、男性の携帯電話に実在する通信事業者名のショートメールが送信された。
男性がメールにあった電話番号にかけたところ、債券回収会社やネットワークセキュリティー団体などを名乗る3人の男から「サイトの未納料金がある」「保険で後から金は戻るので金を振り込んでほしい」と言われた。男性は指定されたネット銀行口座に、11月15日は計10回にわたり100万円、16日にも10万円を振り込んだ。
男性が12月16日、十日町市内の金融機関のATMを利用していた際、他の利用者が不審に思い十日町署へ通報。署員に尋ねられ、男性は被害に気付いた。
