1年のほこり落とし清める 成田山新勝寺 恒例の「すす払い」

1年のほこり落とし清める 成田山新勝寺 恒例の「すす払い」

 千葉県の成田山新勝寺では、1年の溜ったほこりを落とす恒例のすす払いが行われました。

 江戸時代から毎年、この日に行われている成田山新勝寺の「すす払い」は、参拝客のいない日の出前の薄明りの中、始まりました。

 頭に手拭いを巻いた約40人の僧侶らが、仏像に溜ったほこりをはけで落として布で丁寧に磨きあげていき、約300畳の大本堂では、僧侶らが横一列に並び一斉にほうきで汚れを払いました。

 そして、手の届かない本堂の欄間や軒下は、長さ8メートルの笹竹を左右に振って、汚れを落としていきました。

 成田山新勝寺では2024年の正月三が日、コロナ禍前と同じ300万人の参拝客を見込んでいて、新年を迎えるための準備が着々と進められています。

成田山新勝寺 僧侶 中峰照希 さん
「悪いこと不安なことを落とすような気持ちで、来年は平和な年でありたいと願いながらすす払いに臨んだ。お堂も心もすっきりときれいになったので、爽やかな一年を迎えられると思う」

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