指定薬物を含む電子たばこ 沖縄県警が3人摘発 リキッドを所持

 沖縄県警の鎌谷陽之本部長は、1~10月末に指定薬物成分を含むリキッドの電子たばこを所持したとして、県警が3人を摘発したと明らかにした。12日の県議会一般質問で山里将雄氏(てぃーだ平和ネット)の質問に答えた。

 関係者によると、県警は3人を医薬品医療機器法違反(所持)の疑いで摘発。9月には石垣市内で大麻類似の指定薬物の液体入り電子たばこを所持したとして、当時住所職業不詳の男(41)を逮捕した。

 鎌谷本部長は「近年、大麻に類似した作用を持つ物質を混合させた食品やたばこなどが合法大麻などとうたわれ、販売されている。実際は違法な成分が含まれていた例もある」と述べた。

 大麻グミで相次ぐ健康被害を受け、今月2日に規制された指定薬物HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)の摘発は、12日現在ないという。

(資料写真)パトカー

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