東証3日続伸、終値は82円高 政局混乱が重荷、伸び悩み

東京証券取引所

 13日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が3日続伸した。終値は前日比82円65銭高の3万2926円35銭。米国の利上げは停止するとの観測が強まり、投資家心理を支えた。ただ自民党の政治資金を巡る政局の混乱が重荷となり、伸び悩んだ。

 東証株価指数(TOPIX)は1.76ポイント高の2354.92。出来高は約14億7600万株。

 前日に米国で発表された11月の消費者物価指数が市場予想と一致。東京市場では米国の利上げ停止や景気の底堅さが意識され、半導体関連株を中心に上昇した。日銀が朝発表した12月の企業短期経済観測調査(短観)で企業の景況感が改善したのもプラス要因だった。

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